周防国を行く 続編 2
周防国一宮である玉祖神社(たまのおやじんじゃ)に参詣した後、自転車をこいで進んでいきます。
道の角にあった灯篭
「一宮社」と彫ってあります
田圃の中に、一本の木がそびえたっています。
自転車を停めて、田圃の中のあぜ道を歩いて近寄っていきます。
宮城森です。
みやぎのもり、と読むのでしょうか。
景行天皇行在所跡、と伝わるそうです。
古事記ではヤマトタケルの陰に隠れて目立った活躍はしていませんが、日本書紀では自ら軍を率いて熊襲征伐のため九州に遠征しています。
天皇は景行天皇12年の9月に周芳(周防)の娑麼(佐波)に到達、そこで賊を討とうとすると、賊は天皇が来たと聞いて恐れて降伏した、
と日本書記に記述されています。
ここがその場所なのでしょうか
では、宮城森を離れて、自転車こいで進んでいきます。
あぜ道の先の方、田圃の中にあるのが、
「玉岩屋」です。
タマノオヤとは先ほど参詣した玉祖神社の御祭神です。
天岩戸神話において、アマテラスを岩屋から誘い出すためのアイテムであった八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作った、勾玉職人の神様です。
天孫降臨の時に八尺瓊勾玉は三種の神器のひとつとしてアマテラスから天孫二ニギに託されました。また、タマノオヤも二ニギに随伴して高千穂に降臨しました。
玉祖神社の社伝では降臨後、中国地方を治めたことになっているようです。
「玉乃岩屋」と彫られた岩
ここにタマノオヤが眠っているのでしょうか。
宮城森
玉岩屋
0835-24-0474(玉祖神社)
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