ヤマトタケルの足跡をたどる 16 / 青春18令和4年夏紀行 3日目
「日本武尊 杖突坂」の石碑
その横に舗装されていない坂道が伸びています。
ヤマトタケルは伊吹山で神の怒りにふれて重い熱病にかかり、居醒の清水(玉倉部)で体を冷やして息を吹き返しました。
その後、病を押して大和へ向かいますが、当芸野(たぎの)で「わたしの足はたぎたぎしくなってしまった」と嘆きます。
そしてこの坂を、杖をつきながらよろよろと登っていきました。
ヤマトタケルが上っていった坂道を登っていきます。
ヤマトタケルをここまでして大和に突き向かわせたものは何だったのでしょうか。
望郷の一念でしょうか、それとも・・・
坂を上り切ったところには、小さな木製の祠がふたつ。
御祭神はわかりません。
ヤマトタケルを祀ってあるのでしょうか。
登り来たところから、先のほうに道は続いています。
そしてここで公道に合流しました。
では、ヤマトタケルが、はるかなむかし歩いたであろう道をたどって、養老鉄道の美濃山崎駅に向かいます。
なお、三重県四日市市の旧東海道にも「杖突坂」と呼ばれる場所があります。松尾芭蕉も句に呼んだこちらのほうが有名であり、ヤマトタケルの伝説の杖突坂も一般的にはここだとされています。
しかし、その前後のヤマトタケルの行跡(伊吹山→居醒の清水→当芸野→杖突坂→尾津前→三重→能褒野)を考えるとどうもしっくりしません。
地理的に考えてこの海津市の杖突坂が、ヤマトタケルの伝説の杖突坂と考えたほうがよさそうです。
施設名 | 杖突坂 |
所在地 | 岐阜県海津市南濃町上野河戸 |
電話 | 0584-53-1536(海津市教育委員会社会教育課) |
FAX | 0584-53-1608(同上) |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
交通 | |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
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