ヤマトタケルの足跡をたどる 18 / 青春18令和4年夏紀行 3日目
ヤマトタケルは伊吹山で神の怒りにふれて思い熱病にかかり、居醒の清水で体を冷やして息を吹き返しました。
その後、病を押して大和へ向かいますが、当芸野(たぎの)で「わたしの足はたぎたぎしくなってしまった」と嘆き、また杖突坂を杖をつきながらよろよろと登っていきます。
そしてやっとこの地、尾津前(おつのさき)まで進んできました。
ヤマトタケルは東征に出向いていく時、ここに生えていた松の木のもとで休み、その時に剣を置き忘れたことを思い出しました。
その松に近寄ってみると、果たしてそこに剣がそのままありました。
ヤマトタケルは感激し、「尾張に向かって立っている松よ、お前が人であったなら、この剣を腰に差して、服を着せてやったものを・・・」と歌に詠んだといいます。
「史蹟 日本武尊尾津前御遺跡」の石碑
こちらはまた別の石碑
「日本武尊御遺蹟尾津崎」
鳥居に拝礼して、尾津神社のほうへ
参道の石段を登っていきます。
石段を登り切りました。
木立の奥に社殿が建っています。
むき出しの手水鉢
拝殿
手を合わせます。
「尾津神社」の扁額がぼーっと電灯に照らされています。
御祭神はヤマトタケルでしょうね。
拝殿の奥の本殿
拝殿の横に小さな祠がありました。
この中にかつてヤマトタケルが歌を詠んだ松が保管してあるそうです
網目の奥に、古い切り株がありました。
この辺りは古代は一面の干潟だったといいます。
かつてはこの松が、尾張の国を望む海に向かって立っていたのでしょうね。
病に侵されて杖突ながら大和へ帰るヤマトタケル。尾張へ続く海を見ながら想うのは、ミヤズヒメのことだったのでしょうか。
雨が降ってきました。
施設名 | 尾津神社 |
所在地 | 三重県桑名市多度町御衣野2268 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | |
バリアフリー情報 | |
駐車場 | 無 |
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桑名市観光サイト 日本武尊尾津前御遺跡