鉄道唱歌で行く東北本線 4 / 青春18令和4年夏紀行 初日
新白河8時42分発、福島行き鈍行列車。
6両の長い編成です。
3扉セミクロスシート
座席配置は国鉄近郊型電車と同じです。
定刻に電車は発車します。
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一八
秋風吹くと詠じたる
關所の跡は此ところ
會津の兵を官軍の
討ちし維新の古戰場
泉崎駅
矢吹駅
9時23分着。9時46分まで23分間停車します。
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 一九 二〇
岩もる水の泉崎
矢吹須賀川冬の來て
むすぶ氷の郡山
近き湖水は猪苗代
こゝに起こりて越後まで
つゞく岩越線路あり
工事はいまだ半ばにて
今は若松會津まで
私鉄の岩越鉄道が郡山から会津若松まで開通させたのは、鉄道唱歌出版の前年の明治32年。
国有化後、大正3年に新潟県の新津まで開通し、磐越西線が全通しました。
電車は郡山を出発します。
郡山での停車時間中に駅弁を購入してきました。
「会津を紡ぐわっぱめし」
うん、うまい。
やっぱり駅弁は列車の中でいただくのが最高!
なんか雲行きが怪しく泣てきたかな・・・
二本松駅
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二一
日和田本宮二本松
安達が原の黑塚を
見にゆく人は下車せよと
案内記にもしるしたり
松川駅
列車は福島平野に入ってきました。
そして終点、福島、10時32分着
鉄道唱歌 奥州線‐磐城線 二二 二三
松川すぎてトン子ルを
いづれば來る福島の
町は縣廳所在の地
板倉氏の舊城下
しのぶもじずり摺り出だす
石の名所も程近く
米澤ゆきの鐵道は
此町よりぞ分かれたる
奥羽本線が福島から米沢まで開通したのは鉄道唱歌出版の前年の明治32年。福島~青森間が全通したのは明治38年のことでした。
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