カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

八甲田丸 車両甲板・機関室

鉄道唱歌で行く東北本線 17

 

青函連絡船である八甲田丸、今は岸壁に係留されている「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」に来ています。

 

車両甲板まで下りて来ました。

 

連絡線に車両を積み込む架道橋の部品が展示されています

 

 

 

 

船内に積み込まれた車両は、ここにつながれて固定されたのですね。

 

 

 

車両甲板に展示されていた、50系客車のスユニ50。

 

 

「ス」は客車の重量を表し、「ユ」は郵便車、「二」は荷物車を表しています。

 

 

こちらはかつて、北海道をはじめ全国で駆け回った82系特急型気動車

 

 

 

 

 

そしてこちらが車両積み込み口のようです。

 

この先には車両を積み込みための可動橋があるのでしょう。

 

写真右側はキハ82の妻面、左側はディーゼル機関車のDD16ですね。

 

DD16は簡易線でも走行できるよう設計されたディーゼル機関車で、これら簡易線を走っていた蒸気機関車のC11やC56を駆逐し無煙化を達成させました。

しかしこれらの簡易線では早々に貨物列車は廃止され、旅客列車は気動車に置き換えられたため、短命に終わっています。

 

こちらは「控社」(ひかえしゃ)と呼ばれる貨車です。

 

連絡線に貨車を積み込む際、架道橋に重い機関車がのるとその重量により沈み込み、問題が生じます。

これを避けるため、専用の控車(または空の貨車)を積み込み車両と機関車の間に連結し、機関車が架道橋の上に直接乗るのを避けていました。

 

細い階段を下りていきます。

この先船の機関部、エンジンルームです。

 

 

八甲田丸のエンジン

 

今は静かな空間ですが、現役のころはこの辺り、轟音が鳴り響いていたでしょうね。

 

 

こちらは制御室

 

ずらりと並んだアナログのメーターがいかにも「昭和」という感じ

 

 

発電用エンジンだそうです

 

 

そこから階段上ると、元の玄関ホールに戻ってきました。

 

玄関ホールの隣では、青函連絡船当時の桟敷席に雑多に物が置かれています。

 

というわけで、外に出てきました。

 

 

 

施設名 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
所在地 青森県青森市柳川1丁目112-15地先
電話 017-735-8150
FAX 017-735-8170
営業時間 夏季(4月1日~10月31日)9:00~19:00(入館受付18:00まで)
冬季(11月1日~3月31日)9:00~17:00(入館受付16:30まで)
定休日 夏季(4月1日~10月31日)休館日無し
冬季(11月1日~3月31日)月曜・12月31日・1月1日・3月第2週の月~金
料金 510円(大人)
交通 ☆JR青森駅より徒歩5分
バリアフリー情報 階段で移動しながらの見学となります。
エレベーターで一部の見学は可能なようですのでお問い合わせください
駐車場

 

 

 

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青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸