元青函連絡船である八甲田丸、今は岸壁に係留されている「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」に来ています。
車両甲板まで下りて来ました。
連絡線に車両を積み込む架道橋の部品が展示されています
船内に積み込まれた車両は、ここにつながれて固定されたのですね。
車両甲板に展示されていた、50系客車のスユニ50。
「ス」は客車の重量を表し、「ユ」は郵便車、「二」は荷物車を表しています。
こちらはかつて、北海道をはじめ全国で駆け回った82系特急型気動車。
そしてこちらが車両積み込み口のようです。
この先には車両を積み込みための可動橋があるのでしょう。
写真右側はキハ82の妻面、左側はディーゼル機関車のDD16ですね。
DD16は簡易線でも走行できるよう設計されたディーゼル機関車で、これら簡易線を走っていた蒸気機関車のC11やC56を駆逐し無煙化を達成させました。
しかしこれらの簡易線では早々に貨物列車は廃止され、旅客列車は気動車に置き換えられたため、短命に終わっています。
こちらは「控社」(ひかえしゃ)と呼ばれる貨車です。
連絡線に貨車を積み込む際、架道橋に重い機関車がのるとその重量により沈み込み、問題が生じます。
これを避けるため、専用の控車(または空の貨車)を積み込み車両と機関車の間に連結し、機関車が架道橋の上に直接乗るのを避けていました。
細い階段を下りていきます。
この先船の機関部、エンジンルームです。
八甲田丸のエンジン
今は静かな空間ですが、現役のころはこの辺り、轟音が鳴り響いていたでしょうね。
こちらは制御室
ずらりと並んだアナログのメーターがいかにも「昭和」という感じ
発電用エンジンだそうです
そこから階段上ると、元の玄関ホールに戻ってきました。
玄関ホールの隣では、青函連絡船当時の桟敷席に雑多に物が置かれています。
というわけで、外に出てきました。
施設名 | 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 |
所在地 | 青森県青森市柳川1丁目112-15地先 |
電話 | 017-735-8150 |
FAX | 017-735-8170 |
営業時間 | 夏季(4月1日~10月31日)9:00~19:00(入館受付18:00まで) 冬季(11月1日~3月31日)9:00~17:00(入館受付16:30まで) |
定休日 | 夏季(4月1日~10月31日)休館日無し 冬季(11月1日~3月31日)月曜・12月31日・1月1日・3月第2週の月~金 |
料金 | 510円(大人) |
交通 | ☆JR青森駅より徒歩5分 |
バリアフリー情報 | 階段で移動しながらの見学となります。 エレベーターで一部の見学は可能なようですのでお問い合わせください |
駐車場 | 有 |
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青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸