蹴裂権現社

由布を行く 1 / 青春18令和4年春紀行 4日目

 

4月に入ったある日、大分から久大本線の鈍行列車に乗ってきました。

由布院の一つ手前、南由布で降ります。

 

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由布岳と桜の中、由布院に向かっていく列車を見送ります。

 

 

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由布

 

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駅を後にして、大分川に沿って歩いていきます。

 

 

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農産物直売所の「かわにし」

 

 

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併設して共同浴場の「かわにし」がありますが、現在休業中です。

 

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休業中の共同温泉の横に、山の上のほうへ登る道があります。

鎖が張ってあって通れないようですが、

 

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横のスロープから上に登っていくことができます。

ここから上に登ると

 

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「蹴裂権現社」、

この冬参詣した宇奈岐日女神社の境外社です。

 

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昔、由布院盆地は満々と水をたたえた湖でした。

 

ある日、宇奈岐日女は「この湖の水をなくせば肥沃な土地が現れ住民が豊かになれる」と考え、力持ちの従者権現に岸辺の一部を蹴破るよう命じました。

 

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権現は満身の力を込めて蹴破り、湖の水は流れ出し、現在の由布院盆地の姿になったと云います。

 

 

 

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里人は由布院盆地に宇奈岐日女を祀り、また権現が蹴破った谷間を見下ろせる地に蹴上権現社を間創設したそうです。

 

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登りきったところに、小さな祠がありました。

蹴裂権現社です。

 

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コンクリートの祠の中に小さな木製の祠

手を合わせます。

 

観音開きの鉄板の扉が外れてしまっています・・・

 

 

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権現様が蹴破ったと思われる方向を望んでみます。

木々が茂って見晴らしはよくありません。

 

 

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では、元の参道を下りていきます。

 

権現様が蹴破り、今も由布院金鱗湖から流れ出している大分川のほとりを歩いて戻ります。

 

施設名  蹴避権現社
所在地  大分県由布市湯布院町中川
電話  0977-84-3200(宇奈岐日女神社社務所
FAX  
営業時間  
定休日  
料金  
交通 JR南由布駅より徒歩15分
バリアフリー情報 バリアフリー設備無し
駐車場 有(直売所かわにしの駐車場)

  

 

 

 

 

 

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