カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

阪急バス 大坂・京都‐富山線 新大阪~砺波駅南

射水線」と「富山港線」を行く 1

 

今日は久々の遠出です。

仕事を終えた後、新幹線に乗って新大阪駅までやってきました。

 

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新幹線の中央改札口を出てすぐ右に進み、阪急ビルへ。

阪急ビルの一階、阪急高速バスターミナル。

 

出札窓口や待合室もあるようですが、18時30分で閉まるようです。

現在時刻は21時30分ごろ、がらんとしています。

 

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そして22時少し前、富山行きの夜行高速バスが入ってきました。降りてきた運転士さんに乗車券を渡して乗り込みます。

 

大坂~富山間の高速バスは阪急バスと富山地方鉄道が共同運行しています。(以下、阪急バスを「阪急」、富山地方鉄道を「地鉄」と表記します)

 

愛称名はなく、阪急では「大阪・京都‐富山線」、地鉄では「京都・大阪線」と称しているようです。

 

通常は4往復が設定されていますが、現在(令和4年3月)は感染症の影響で2往復に減便されています。うち1往復が昼行、1往復が夜行として運行されています。

大阪発は昼行を地鉄が運行し、夜行を阪急が運行しています。逆に富山発は昼行を阪急、夜行を地鉄が運行しています。

すなわち自社エリアを夜行で出発し、昼行で戻ってくるダイヤになっています。

 

これから乗るのは大阪発の夜行便なので、阪急が運行しています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを21時に出発し、大坂(阪急三番街)を経由してやってきました。

 

車内は夜行仕様の3列独立シート、トイレ付。

座席には使い捨てスリッパが備え付けられており、フェイスカーテンも装備されています。

ただし前後の座席を区切るカーテンはありません。また、中央席にはカーテンはありません。

 

コンセントはなく、かわりにUSBポートが備え付けられていました。

 

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大阪市内をバスは走っていきます。

 

途中いくつかの停留所を経由しながら高速道路へ。

高速道路上でもいくつかの停留所に停車し、バスは高速道路をおりて京都市内へ。

 

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京都駅

 

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駅前には高速バスが何台も泊まっています。

京都でも乗客が乗り込んできて、車内はほぼ満席になり、23時に京都を出発。

再び高速道路に入ります。

 

23時45分、草津パーキングエリアに到着。

15分間の休憩となります。

 

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草津パーキングエリア

 

こんな時刻にもかかわらず、お店は開いていて煌煌と明かりがともり、大勢の利用客がいます。

・・・都会は違うな・・・

 

 

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停車中の富山行き阪急バス

 

出発時刻になり、運転士さんが人数確認を行った後発車します。

車内は消灯され、真っ暗になりました。

そのうち寝てしまいました。

 

そして目が覚めたのは4時50分ごろ、運転士さんの車内放送でした。まもなく富山側の最初の停車地、砺波駅南(となみえきみなみ)に到着します。

ぼくはそこで降りる予定にしています。

 

 

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そして砺波駅南に到着。定刻では5時10分着のところ、10分早着の5時着でした。

降りると冷たい空気が顔を刺します。

 

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富山のほうへ走っていくバスを見送ります。

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JR城端線の砺波駅

 

まだ周囲は真っ暗です。

ここから列車に乗って高岡へ向かいますが、始発の高岡行は6時13分、まだ1時間以上あります。

 

寒い中することもなく過ごし、自動券売機で高岡まで240円の乗車券を購入して、6時ごろホームへ。

 

 

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ホームに降りるとすっかり明るくなっていました。

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そこに首都圏色の40系気動車で入ってきた高岡行。

 

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早朝の高岡平野を走ります。
今日は天気も良く、日中は20度近くまで気温が上がる予報が出ています。

 

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新幹線との接続駅、新高岡。

 

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そして砺波から26分、終点の高岡に着きました。

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高岡駅

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万葉線乗り場へ向かいます。

 

万葉線」というのは路線の愛称名であり、また会社名でもあります。

 

昔は「加越能鉄道」という私鉄が運営していましたが、赤字を理由に鉄道事業から撤退し、第三セクターの「万葉線株式会社」が設立され運営を引き継いでいます。

 

加越能鉄道はその後はバス会社となり「加越能バス」と改称しています。

ちなみに「加越能」とは「加賀・越中能登」の頭文字で、この三国を鉄道で結ぼうという壮大な計画があったようです。

 

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万葉線のホーム。

 

ぼくははるかなむかし、高校生のころ、当時は加越能鉄道と言っていたこの路線に乗るためにここに来たことがあります。

そのころはまだこんなにきれいに整備されてなく、加越能鉄道高岡駅国鉄駅前の雑多な場所にあったように記憶してます。

 

正式名称は高岡から六渡寺(ろくどうじ)までが高岡軌道線、その先の越ノ方(こしのかた)までが新湊港線ですが、両線で一つの路線として一体的に運用されており「万葉線」と愛称名で呼ばれています。

万葉線」とはかつてこの地に万葉歌人大伴家持が赴任していたことによるそうです。

 

今日はここから富山までの路線、タイトルにもした「射水線」(いみずせん)を走破しようとして、はるばる福岡からやってきました。

射水線」の歴史や現状などについてはまた次回、ご説明したいと思います。

 

次>>>  万葉線 高岡~六渡寺 - カリバ旅行記 (hatenablog.com)

 

 

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≪参考リンク≫

阪急バス 大坂・京都‐富山線
富山地方鉄道 京都・大阪線