日田彦山線を通って天ケ瀬温泉へ 2 / 青春18令和3・4年冬紀行 4日目
ここからバスに乗り換えとなります。添田駅の駐車場の奥に停まっていたリアエンジンの小型バス。自治体が運営するコミュニティバスなんかでよく見る車体です。
「藤山観光バス」に委託されて運行されています。貸切専業のバス会社がこんなバスを持つはずがないので、この代行バスのために導入された車両でしょう。
日田彦山線の添田~夜明間は、平成29年7月の水害以来ずっと不通の状態が続いています。復旧をめぐってJR九州と福岡県・地元自治体との間で協議が続けられましたが、結局、鉄道での復旧を断念しBRT(Bus Rapid Transit、バス高速輸送システム)での復旧を行うことになりました。
14時37分にバスは発車します。
彦山川に沿ってバスは走り、
道の駅「歓遊舎ひこさん」
バスは敷地内に入って停まります。
日田彦山線の歓遊舎ひこさん駅は平成20年に道の駅に隣接して開設されましたが、平成29年の水害で列車は来なくなりました。わずか10年足らずの営業でした。
もう二度と列車が走ることはなくなった線路が伸びています。
駅構内ではBRT化に向けて工事が進んでいます。
彦山駅と筑前岩屋駅の間にある全長4379mの釈迦岳トンネルをバス専用道にしてBRTを走らせることになっています。
彦山駅を過ぎるとつづれ折りの山道を登っていきます。
日田彦山線は釈迦岳トンネルでまっすぐ突っ切っていきますが、代行バスは山の上まで峠道を登ってまた降りていくので、だいぶ時間が余計にかかっています。
小石原焼の窯元が並ぶ横を通り、
「小石原庁舎前」停留所
旧小石原村の中心部です。
本来ここに日田彦山線の駅はありませんでした。乗客への便宜上停留所が設置されているのでしょう。
鉄道で言えば、国鉄時代に地方管理局が設置した「仮乗降場」のようなものでしょうか。
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≪参考リンク≫
藤山観光バス
西日本新聞 JR日田彦山線、BRT延伸を決定
JR九州 災害に伴う運行状況のご案内