須佐神社参詣記 5
島根県出雲市佐田町、須佐神社摂社の厳島神社を後にしてしばらく行くと、
道標には「須佐宮司家」とありますが、グーグルマップには「須佐国造館」と出ております。
どういう場所なのでしょうか?
須佐神社を創建したのはスサノオの子孫である須佐氏であり、政務天皇30年(西暦180年)に須佐国造を賜りました。以来、現在まで代々須佐神社の宮司を務めているそうです。
(参考 延喜式神社の調査 須佐神社)
門をくぐります
神社風の建物に大きな注連縄が張ってあり、その下に賽銭箱。
私邸とは言っても、門は開いてたし立ち入り禁止の札もないので、ここまでなら足を踏み入れて構わないと思われます。
右の柱には「神道大教 八雲大宮支教會」、左の柱には「須佐國造館」と墨書きされた札。
お賽銭を納めて手を合わせてから
外に出てきました。先のほうへ歩いていきます。
グーグルマップに「落ち葉の槙」と表示されているほうへ歩いていきます。
案内板がありました。
須佐神社の七不思議 2 落葉の槙
スサノオがヤマタノオロチから救い、自分の嫁にしたクシナダヒメ(稲田姫)が子を出産した時、後産を槙の葉で綴って(包んで)川に流しました。それが流れ着いたところに槙と松が生えたそうです。
田んぼの中に一本の木が生えています。
これが落葉の槙か・・・と、近づいてみましたが、
そこに生えていたのはどう見ても松だけ。
「槙」の木らしきものは見当たりません。
「槙」は後世に枯れてしまったのでしょうか・・・?
そこを離れて、須佐神社のほうへ向かって歩きます。
「須佐温泉 ゆかり館」というのがありました。温泉・宿泊施設のようです。
入浴時間は11時からか、時間があったら湯に入ろうか・・・と思いましたが、玄関前には「休館」の大きな札。
日帰り温泉は水・木曜は休みのようです。今日は水曜日。
ぼくは交代勤務で土日祝関係ない仕事に就いているので、観光客が少ない平日に旅行に行ける反面、時々こういうことに出くわしてしまう。
出雲國風土記ゆかりの地に建てられている標柱がありました。
須佐神社は出雲國風土記において、飯石郡の寺社を紹介してあるページの冒頭に「須佐社」として出てきます。
須佐神社の方を示す矢印にしたがって歩き、
須佐川を渡ります。
そして目指す須佐神社の門前にやって来ました。
施設名 | 須佐国造館 / 落ち葉の槙 |
所在地 | 島根県出雲市佐田町須佐874(須佐国造館) |
電話 | 0853‐84-0331(須佐国造館) 0853-84-0605(須佐神社社務所) |
FAX | 0853-84-0605(須佐神社社務所) |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 出雲市駅より一畑バス須佐線に乗車、終点の出雲須佐下車(本数少ないので注意) 出雲須佐停留所からは徒歩35分、またはタクシー利用(停留所前にスサノオタクシー営業所有、0853-84-0836) |
バリアフリー情報 | バリアフリー設備なし。 |
駐車場 | 無 |
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須佐神社 七不思議