出雲の古代史跡を訪ね歩く 12
温泉街の奥のほうにある玉作湯神社。
ここにも出雲国風土記登場地の石柱が立っています。
出雲国風土記には意宇郡の寺社を紹介してある項目に「玉作湯社」(たまつくりゆのやしろ)として出ています。
一の鳥居
鳥居の扁額は江戸末期に松江藩の下級武士の子として生まれ、戦前に内閣総理大臣となった若槻礼次郎が書いたものだそうです。
ちなみに内閣総理大臣在任時、野党との約束を反故にし「ウソツキ礼次郎」と言われたそうです。
二の鳥居を通って、参道の石段を登っていきます。
石段の途中に妙な形の構造物
当然ですが、鍵がかかってて入れません。
さらに石段を登っています。
境内に上ってきました。
手水舎
御祭神は「櫛明玉命」(くしあかるたまのみこと)
古事記に出てくるタマノオヤ(玉祖命)と同一神とされています。アマテラスが天岩屋にこもったとき、アマテラスを誘い出す神具としての勾玉を作った神様です。
ほかに「大名持命」と「少彦名命」、大名持命はオオクニヌシの別名だそうです。ともに日本の国造りをしたオオクニヌシとスクナビコナは温泉の神としても祭られています。
そしてなぜか「五十猛命」も御祭神に加わっています。イソタケルはスサノオの子で森林・林業の神として祀られています。
玉造温泉はスクナビコナが発見し、オオクニヌシが温泉療法を開いたそうです。
拝殿で手を合わせます。
境内にあった「湯山主之大明神」
こんぴらさんのオオモノヌシが御祭神です。
こちらは「湯姫大明神社」
御神楽殿・神饌所
施設名 | 玉作湯神社 |
所在地 | 島根県松江市玉湯町玉造508 |
電話 | 0852-62-0006 |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 松江駅より一畑バス玉造線に乗車(松江しんじ湖温泉駅からも乗車可)、玉造温泉停留所下車徒歩5分 |
バリアフリー情報 | 神社横の要害山登山道より直接車で境内に乗り入れることはできそうだが、実際の可否は神社に問い合わせてください。 |
駐車場 | 有 |
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島根県観光連盟 玉作湯神社