国引き神話の地を訪ねて 10
屏風岩と因佐神社、長谷寺を後にして、稲佐浜へ
稲佐浜より北側、日御碕方面を望む
南側を望む
稲佐浜は国譲りの神話の舞台として知られています。
はるか悠久の昔、ここにタケミカヅチが降りてきて剣の刃先に座り、オオクニヌシに国を譲れと恫喝・・・いや、交渉をしたんですね。
その稲佐浜にぽつんと立つ岩
弁天島と言うそうです
絶壁の上に鳥居と小さな祠
どうやって建てたんだろう
この先は護岸工事をしているようで、立ち入り禁止となっていました
稲佐浜から南に延びる海岸は「園の長浜」と言われています。
園の長浜は、国引き神話で国を引いてきた綱だといわれます。
出雲国風土記に出てくるヤツカミヅオミヅノの神は、新羅から国を引っ張ってきて出雲国に編入しました。
この引張ってきた土地が今行ってきた「日御碕」、引いてきた綱を結び付けた杭が「三瓶山」、そして引いてきた綱がここから見る「園の長浜」と云われています。
では、稲佐の浜から公道に上がり
住宅の間の細い通りの中に入っていきます。
奥へ進んでいくと
アマテラスを祀ってあります。
ここで手を合わせて、さらに先に行くと
ここは出雲大社の摂社、上宮
スサノオを祀ってあります。
旧暦の10月、神様がこの上宮に集まるそうです。
摂社ではありますが、神門・拝殿・本殿を備えた立派なつくりになっています。
神門をくぐって進んでいくと、そこにあるのが拝殿でしょう
手を合わせます。
奥の本殿
では、上宮を離れて細い通りをしばらく歩いていき
表通りと之合流部にあったのは
尾久には小さな木祠がひとつ
オオトシの神を祀る大歳社
オオトシはスサノオの子であり、稲荷神であるウカノミタマとは同母のきょうだいです。ウカノミタマとともに穀物神、豊穣の神とだれています。
施設名 | 稲佐浜 |
所在地 | 島根県出雲市大社町杵築北 |
電話 | |
FAX | |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 無料 |
交通 | ☆JR出雲市駅より一畑バス出雲大社行きに乗車、出雲大社連絡所停留所下車、徒歩15分 ☆JR出雲市駅より一畑バス日御碕行きに乗車、稲佐の浜停留所下車すぐ(本数少ないので注意) |
バリアフリー情報 | ☆駐車場に専用スペース、多目的トイレあり。ただし浜辺は砂地であり車いすでの移動は厳しい。駐車場には防波堤があり車いす目線から浜辺は見にくく、出入り口の隙間からわずかに見えるのみ。 ☆出雲大社摂末社の各社は道路上より遥拝できる。 |
駐車場 | 有 |
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