宮崎県西都市、速川神社に来ています。
国道219号沿いの駐車場にクルマを停め、一ノ瀬川を渡って細い参道を登り、ここまでやってきました。
主祭神はセオリツヒメ(瀬織津姫命)、門前にあった案内板によると天孫ニニギの供をしていた女神だそうです。
調べてみますと、セオリツヒメというのは神道において穢れを祓う「祓戸大神」の一柱とされているそうです。
記紀に記されているどの神に対応するかについては諸説ありますが、イザナギが禊をしたときに生まれた神を当てることが多いそうです。
鳥居をくぐったところに立派な拝殿があります。
拝殿の横に手水舎がありましたが
ここも柄杓は撤去されています。
手水舎の裏には滝が流れ落ちています。
流れ落ちる滝
何やら石碑のようなものの横で、龍が口から水を流していました。
さて、拝殿で手を合わせてから
拝殿向かって右側に、奥のほうに通じる通路があります。
そしてそこにもいくつもの滝が流れ落ちていました。
奥の本殿
滝から清流がいくつも流れ落ちています。
ご祭神のセオリツヒメは、人の穢れを速川の瀬で祓い清める女神なんだそうです。
では、境内を後にして
元の参道を降りていき、一ノ瀬川にかかる沈水橋を渡って、今度は坂道を登り、駐車場に戻ってきました。
駐車場にあったセオリツヒメの像
その駐車場の一角にこんなものがありました。
これって「野猿」(やえん)の一種でしょうか。一ノ瀬川の対岸に何らかの資材を渡すためのものでしょう。
野猿とは川を渡る手段のひとつで、川の両岸に渡したロープにゴンドラを吊り下げ、それを人力で動かしてわたるものです。
現代ではほとんど見られませんが、昔は山岳地帯で川を渡る交通手段として用いられていました。
(参考/奈良県吉野郡十津川村の野猿)
施設名 | 速川神社 |
所在地 | 宮崎県西都市南方183-2 |
電話 | 0983-42-0114 |
営業時間 | |
定休日 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 西都バスセンターより宮崎交通バス 村所・西米良温泉ゆたーと行きに乗車18分 速川神社前下車(本数少ないので注意) |
駐車場 | 有 |
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西都市観光協会 速川神社