カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

鶯塚

 福岡県飯塚市篠栗線筑前大分駅にきてます。

 

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「ちくぜんだいぶ」と読みます。

 

 

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今日は大分八幡宮(だいぶはちまんぐう)に参詣するために電車に乗ってここまでやってきました。

 

大分八幡宮の創建は奈良時代の西暦726年。

その後、平安時代の923年、箱崎浜に遷座されました。これが筥崎宮の始まりとされています。

 

遷座した後も筥崎宮の元宮として信仰されてきました。

 

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筑前大分駅

 

さて、大分八幡宮に行く前に、八幡宮飛地境内の鶯塚を訪ねてみます。

 

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鶯塚は大分八幡宮公式サイトによると「JR筑前大分駅前にある」となっていますが、グーグルマップを見ると駅の南東、おおよそ180m離れた場所に表示されています。

駅を出て左手に歩きます。

 

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そしてここから線路側に入ったところに

 

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ここですね、「鶯塚」

 

丘の中腹に小さな祠、その手前に注連縄が張られた建物

 

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丘に登ってみます。

 

この鶯塚、朝鮮征伐から帰還した神功皇后が兵を解散させた場所と伝えられるそうです。

ここで別れたから「大分かれ」、そこからここの地名「大分」となったと云われています。

 

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丘の上に小さな祠があり

 

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さらにその上には古い石碑が建ててあります。

 

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右から左に「鶯冡」

 

その下には何やら神功皇后の話が彫ってあるようですが、漢文で内容は理解できません。

 

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石碑の裏側

天明甲辰十月」という日付と、石碑を立てた方の名前でしょうか。

 

天明というのは江戸時代、西暦1781年から1789年まで。天明の大飢饉・打ちこわしがおり、田沼意次が失脚し寛政の改革を行った松平定信が老中に就任したころです。

甲辰(きのえたつ)が天明何年に当たるのかまでは分かりません。

 

 

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では、鶯塚を降りて、横の道を少し奥に進んでいきます。

 

 

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下から見上げる鶯塚

 

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鶯塚の周りを一周できるか・・・と思ったのですが、

道の先は民家で行き止まりのようです。引き返します。

 

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では、鶯塚を後にして歩いていきます。

 

施設名 鶯塚
所在地 福岡県飯塚市大分1516
電話 0948-72-0061(大分八幡宮
0948-22-3511(飯塚観光協会
営業時間  
定休日  
料金 無料
交通 筑前大分駅から徒歩5分
駐車場

 

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≪参考リンク≫

飯塚観光協会 鶯塚