中嶋神社に来ています。
参道入り口には大きな鳥居がそびえたっています。
この中嶋神社、お菓子の神様として知られています。
第11代垂仁天皇の家臣で、天皇の命により常世の国、すなわち海外の遠い国へ赴いて「ときじくのかぐの木の実」を探し求めていました。
そして「ときじくのかぐの木の実」を見つけで日本に持ち帰りました。
タヂマモリは悲しみのあまり、御陵の前で亡くなったそうです。
「ときじくのかぐの木の実とは今の橘(たちばな)である」と古事記には記載されています。
この「橘」が何かは様々な説がありますが、柑橘類の一種であることは間違いなさそうです。
砂糖がなかった昔、菓子といえば果物のことをさしていました。
橘を日本に持ち帰ったことからタヂマモリは菓子の神様とされています。
もっとも現在、タチバナと言っている木の実は直径3㎝ほど、酸味が強く生食には向きません。マーマレードに加工されることはあるようです
また弟のタヂマヒカタの子孫は神功皇后につながっていきます。
雪が激しく降っています。
手水鉢も雪にさらされています。
拝殿
記帳簿も雪に埋もれていました。
手を合わせます。
石の柵でかこまれた謎のスペース
そばの石碑には何やら彫ってあるが、何と読むのだろう・・・
朱塗りの本殿
伊勢神宮と同じアマテラスとトヨウケビメを祀ってあるのですね。
ご祭神は分かりません。
こちらは若宮神社
稲荷神社
高松宮殿下お手植えの松
鳥居から外に出てきました
何か、大きな石碑が立っています。
というわけで、参詣を終えて、またバスで帰ります。
来た時バスを降りた道路の向かい側、神社の敷地内に、待合室らしきものが建っています。
バス停の標柱は立っていませんが、中に時刻表が掲示してありましたので、ここが豊岡方面行のバス乗り場で間違いないようです。
その時刻表
平日で一日6本のみ、これから乗る17時31分発のバスが最終便です。
だんだん暗くなってきた・・・
すごく寒いし、見知らぬ地でこんなものすごい雪の中、もしバスが来なかったら・・・
なんか、ものすごい不安になってきた・・
だから、バスのヘッドライトが見えたときは本当に救われた思いだった
そんなわけでバスに乗って豊岡駅前まで戻りました
終点の豊岡病院へ向かっていきバスを見送ります。
今夜の宿、Oホテル豊岡
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≪古事記の話≫
ときじくのかぐの木の実
赤い玉を産んだ朝鮮娘
但馬に流れ着く朝鮮皇子