天橋立を歩いて籠神社(このじんじゃ)までやってきました。
天橋立を歩いている途中に天候が急変し、強い風と雪が吹き荒れる大荒れの天候となりました。
籠神社は、元伊勢の一つです。
元伊勢とは、アマテラスが伊勢神宮に落ち着くまでの間に一時的祀られた場所を言います。
第10代崇神天皇の御代までは宮中に祀られていました。
第11代垂仁天皇は、皇女のヤマトヒメにアマテラスを祀るにふさわしい場所を探させました。
ヤマトヒメはアマテラスの御魂とともに大御神が鎮まるのににふさわしい地を求めて西日本各地を訪ね歩きました。
最終的には現在の伊勢神宮の地に静まりました。
この籠神社は、伊勢神宮に収まるまでの間に一時的にアマテラスが滞在した「元伊勢」の一つです。
手水舎
神門を通って中に入ります。
この先の境内は撮影禁止となっていました。
門を入ると、正面に拝殿がありました。
横に回ると本殿の屋根が見えます。弘化2年(1845年)に建立さ、京都府の有形文化財だそうです。
拝殿向かって右手には「恵美須神社」ののぼりが立っています。末社の一つのようです。奥に進むと、小さなお社がありました。
恵美須神社と言いながら、御祭神は「彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)」「倭宿祢命(やまとすくねのみこと)」となっています。
ヒコホホデミとは皇室の祖先で、海幸山幸の神話で知られるホオリの別名です。またヤマトスクネというのは神武天皇の東征時に速吸門(明石海峡)で水先案内を行ったサオツネヒコのことらしいです。
えびすさんとはあんまり関係ないようですが、なぜ「恵美須神社」なのか、判りません。
拝殿から向かって左側に回ると、お守り・お札を授与している場所の向こうに、摂末社がいくつか並んでいます。
アマテラスの和魂(にぎみたま)を祀る天照大神和魂社、タケミカヅチを筆頭に4柱の神が祀られている春日大明神社、サルタヒコを祀る猿田彦神社、
少し離れて朱塗りのお社の眞名井稲荷神社が立っていました。
そして、亀の甲羅に乗った「倭宿祢」の銅像が建てられていました。
そのすぐわきに鳥居があり、ここから外に出られるようです。
神社の西側の鳥居から出てきました。
この先、籠神社の元宮である「眞名井神社」があるようなので、行って見ます。
この先、眞名井神社です。
雪が降る中、眞名井神社への道を進んでいきます。
籠神社
0772-27-0006
開門午前7時30分~閉門午後5時
京都丹後鉄道天橋立駅より
・天橋立を通って徒歩40分(レンタサイクル有)
・観光船12分(令和3年3月4日現在コロナ拡大のため運休中、3月5日より再開予定です)
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籠神社