日向神話を訪ねる旅 13
美々津の街並みはここで突き当たって終わり、その先に石造りの構造物が見えます。
「日本海軍発祥之地」と彫ってあります。
そう、ここはイツセとイワレの兄弟が出港した地です。
兄弟がここから多数の軍勢を引き連れて大船団で出港したことから「海軍発祥の地」とされています。
兄のイツセは その途中で戦死しましたが、弟のイワレは大和の地に入り、皇室の初代神武天皇として即位しました。
碑文の前には古代の船をかたどった模型があります。碑の形そのものも船の舳先をあらわしているのでしょう。
そこは小さな公園になっていました。 錨のモニュメントも見えます。
この石碑は昭和17年に建立されたものですね。
大東亜戦争の終結後、進駐米軍によって碑文が破壊されましたが、昭和44年に復元されたものだそうです。
そしてここから耳川に出ることができました
耳川の最下流部、海側を望む。
そこは小さな漁港になっており、釣り人が何人か釣り糸を垂らしていました。
ここから大船団を組んで神武天皇が東征に出港したのですね。
日本書紀の記述を現在の暦に換算すると紀元前667年、約2700年前のことです。
もちろん伝説でありこの年数に科学的な意味は無いのですが、
しかし建国をさかのぼると神話の世界まで行きついてしまう世界最古の国、日本の悠久の歴史を感じます。
振り返って山側を望んでみます。
国道10号の橋梁、その奥に日豊本線の鉄橋が見えました。
では、また戻ります。
日本海軍発祥之地碑の奥に立磐神社の参道が見えます。
日本海軍発祥之地碑
宮崎県日向市美々津
電話 0982-55-0235(日向市観光協会)
0982-58-1638(立磐神社)
JR美々津駅より徒歩25分
駐車場 有(漁港岸壁に駐車可)
美々津海岸駐車場より徒歩10分
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立磐神社 日本海軍発祥之地碑