日向三代を訪ねて 18
では、都萬神社を後にして、「記紀の道」を歩いていきます。
しかし「記紀の道」て言ったって、交差点には案内板もなく分かりにくい。
結局グーグルマップを頼りに進んでいきます。
そして見えてきました、住宅街にはさまれた空き地
ニニギがこの地に船で上陸したということですね。
この話、古事記には乗っていません。この土地に伝わる伝承でしょう。
空き地の真ん中に「御舟塚」と刻まれた石碑がぽつんと立っています。
先に進んでいきますと
右手に広い更地
ここ、日向の国府跡なのだそうです。
国府というのは古代の地方行政庁ですね。
ここに古代の日向の国を管轄する役所があったわけですね。
日向国府跡を離れて先に進みます。バス停の名称は「稚児殿池」
宮崎から西都へくるバスのほとんどはバスセンターが終点ですが、一日三本だけ西都原古墳群のほうに足を延ばすバスがあります。
そのバス停の名称となった「稚児殿池」
池に沿って遊歩道が続いています。
「記紀の道」ってまだ整備中なのね。
2021年、すなわち来年に全通する予定だそうです。
池のふちに木道があったりして
遊歩道を進んでいきますと
池の中に浮かぶ蓮の葉、「大賀ハス」だそうです。
昭和26年、植物学者の大賀一郎が、千葉県の約2000年前の泥炭層から発見した蓮の種の育成を試みたところ、見事に発芽し育って大輪の花を咲かせました。
この古代の蓮は「大賀ハス」と命名され、全国各地に株分けされています。
さらに進みます。
もうここは既に西都原古墳群の一角に入っています。遠くに小さな墳丘があるのが見えます。
記紀の道
宮崎県西都市
電話 0983-41-1557(西都市観光協会)
起点の都萬神社まで宮崎駅より宮崎交通バス西都バスセンター行き55分、終点下車、徒歩15分 (都万神社前、西都原古墳群周辺まで行くバスもあるが本数少ない)
前<<< 都萬神社 後編 - カリバ旅行記
次>>> 逢初川・八尋殿 - カリバ旅行記
≪タクロウ作成のサイト≫
鉄道唱歌の話
温泉の話
駅弁の話
古事記の話
古事記ゆかりの地を訪ねて
≪参考リンク≫
みやざき観光情報 記紀の道