さて、「鉄道唱歌で行く鹿児島本線」は八代駅で終わりましたが、この後、元の鹿児島本線である肥薩おれんじ鉄道に乗って水俣まで進んでいきます。
平成16年の開業の割には古めかしい建物。おそらくもとからあった国鉄→JR九州の建物を改装して使っているものと思われます。
肥薩おれんじ鉄道は九州新幹線の開業に伴い、並行在来線を経営分離して設立された第三セクターです。
同じ並行在来線でも、乗客が多い博多~八代間と川内~鹿児島中央間はJR九州の経営のまま残りました。乗客が少なく経営が厳しい区間だけを地元に押し付けたような感じです。
中に入ると、オレンジ色のポロシャツを着た女性の方が数人いました。
介護施設のヘルパーさんかな・・・と思いましたが、そうじゃなくて駅員さんでした。
オレンジ色のポロシャツが「肥薩おれんじ鉄道」の制服のようです。
改札を通ってホームへ 出てきました。
0番ホーム、肥薩おれんじ鉄道の設立前はJR肥薩線が使っていたように記憶しています。
1番ホームは中間改札を通してJR線のホームとつながっています。
肥薩おれんじ鉄道の一部の列車はJRに乗り入れて新八代まで行きます。
そのうち八代止まりの列車が入ってきました、単行の気動車。折り返し13時15分発隈之城行きとなります。
肥薩おれんじ鉄道は元の鹿児島本線ですので交流電化されています。しかしコスト面から高価な交流電車を避けて気動車で運用されています。
ただしJR貨物の列車が通過するため、電化設備はそのまま残されています。
セミクロスシートの車内
海側のボックス席に座ります。
ワンマンの運転士さんはオレンジのポロシャツではなく、カッターシャツに制帽という普通の制服でした。
定刻、列車は発車。
左側の線路が旧鹿児島本線、現在の肥薩おれんじ鉄道。旧鹿児島本線は八代まで複線で、八代から先は単線でした。
右側の線路はJR肥薩線です。
JR肥薩線と別れて短いトンネルに入り
トンネルを出ると、球磨川を鉄橋で渡ります。
眼下に球磨川に沿って登っていくJR肥薩線の線路が見えました。
そして列車は八代海沿岸へ
八代海に沿って列車は走ります。
海の向こうに見えるのは天草の山々ですね。
やがて列車は八代海を離れ
そして新幹線乗り換え駅の新水俣、駅周辺は何もない山中のようです。
そして水俣駅に近づきます。
かつて長編成の特急、急行列車が発着していた長いホーム。
水俣着、14時16分。運転士さんに「旅名人の九州満喫きっぷ」を見せて降ります。
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