岡山発東京行き 普通列車の旅 3 / 青春18令和2年春紀行 初日
新幹線の高架下、高島駅。
ここで降りて、高島神社へ歩いていきます。
目的地の高島神社へ、携帯電話の地図を頼りに歩いて行きます
高島神社とは、あんまりメジャーな存在ではありませんが、
ここは神武天皇が東征の折、8年間滞在したという「吉備の高島宮」に比定されています。(古事記の記述による、日本書紀では滞在期間は3年となっています)
高島宮は伝承地が複数ありますが、そのうちの一つです。
岡山市内にはもう一つ、南区宮浦というところにも「高島神社」があり、そこも高島宮伝承地とされていますが、こちらは無人島にあって通常の方法では上陸できません。
グーグルマップには「高島神社注連柱」というのが表示されています。
高島駅から歩いて20分、 セブンイレブン岡山賞田店と行政書士事務所の間の細い通りに入り
すぐ先に入り口があります。
案内板も何もないのでかなりわかりにくい。
グーグルマップに「高島神社注連柱」という表示が出てこなければ、神社の入り口を探してセブンイレブンの周辺をぐるぐる回っていたことでしょう。
小さな水路に架かる橋を渡って少し先のほうに行くと
門のように立つ日本の石柱、これが「注連柱」ですね。
藪の中、丘の上のほうに上っていきます。
坂を上り切りました
正面に小さなお社
そして写真では木立に隠れてわかりにくいですが、左手に石碑のようなものがあります。
まず石碑のほうに行って見ました。
「吉備高島宮址」の石碑、
皇紀二千六百年を記念して建立されたもののようです。すなわち東征し大和に入った神武天皇の即位から2600年、昭和15年のことですね
正面のお社
岡山県神社庁のサイトによりますと「旧幕時代は衰微がその極に達したが、紀元二千六百年に神武行宮の碑を立て社殿を復興したが、暴風のため倒壊し、本殿だけが現存している」だそうです。
お社の前に石がかこって埋め込んでありますが、そこに昔、立派な拝殿があったのでしょうか。
ここがその昔、神武天皇が滞在された高島宮だったんですね。今は枯れ草に早春の陽が照る寂しい場所です。
枯れ草の中に立つ小さなお社
こちらは平成3年の建立だそうです
お社には、なぜか缶チューハイと、魚の缶詰が供えてあった・・・
手を合わせてから、またもとの道を引き返します。
新幹線高架下の高島駅まで戻ってきました。
高島神社
岡山市中区賞田295
JR山陽本線高島駅より徒歩20分・津山線備前原駅より徒歩25分
駐車場無し
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≪参考リンク≫
岡山県神社庁 高島神社