クルマ飛ばし、国道210号を日田から東に進み、天ケ瀬温泉を過ぎてしばらく行きます。
「道の駅 滋恩の滝くす」
ここに車を停めて、滋恩の滝のほうへ向かいます。
表の交差点に出ると、 久大本線を185系気動車の特急ゆふが駆けていきました。
交差点脇の歩道を降りていくと滝に出ることができます。
歩道を降りると、そこには蕎麦屋さん。まだ朝早いので閉まっています。
もう少し先に行きますと、川にかかる橋の上から
見えました。「滋恩の滝」
上段20m、下段10m、合わせて30mの落差を持つ2段の滝です。
滝つぼの脇に遊歩道が設けられています。
そしてこの遊歩道をたどっていくと、滝の裏側までいけます。「裏見の滝」ともいうそうです。
そんなわけで遊歩道を進んでいきます。
そして、滝の裏側までやってきました。細かい水しぶきが飛んできています。
うん、なかなか壮観。
滝の裏側を抜けていきます。
滝から離れて
車道まで出てきました。
遊歩道から車道に出たところに龍の像、その奥にお地蔵さんが並んでいました。
「上昇喜龍」って・・気象用語の駄洒落か・・
龍の像の台座に、慈恩の滝に関する伝説が記されていました。
少し長いけど、以下、全文を掲載します。
改めて滝を見ると、その姿が登っていく龍のようにも見えました.
そばにあった木柱。
この川に山椒魚や川海苔が生息してるのかな?
山椒魚はサカナではなく両生類、また川海苔は藻類の一種ですが、どちらも水のきれいな山間の渓流に生息しています。
また、「慈恩の滝の由来」と題する看板もありました。
ここにも伝承が記してあります。滝つぼに住んでいた龍が旅の僧に助けてもらう、という筋書きは同じですが、先の龍の台座の伝承とはちょっとニュアンスが違っています。
龍の台座の説明では「村人と仲良しの龍が病気で苦しんでいるのを見て、村人が僧に助けを求めた」ということですが
こちらの看板では「龍が暴れて村人を困っていた。村人を助けるために僧が龍を呼び出すと、龍は病気で苦しんで暴れていたのだった」
という話になっています。
口伝として伝わってきた伝承でしょうから、話の流れもいろいろあるでしょうね。
ではまた道の駅の駐車場に戻り、クルマを天ケ瀬温泉街の方に進めます。
滋恩の滝
電話 0973-72-7153(玖珠町商工観光振興課)
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≪参考リンク≫
ツーリズム大分 慈恩の滝