木の国を行く 11
貴志駅までやってきました。
このまま、戻ってもよいのだが・・
「大国主神社」というのがあるそうです。
気になったので行って見ます。
googleの地図を見ながら歩いていき
貴志川の横、大国主神社に続く道。
坂道となっている 参道を進んでいきますと
参道から離れたところに小さなお社、
でもお社の前の案内板がかしいでるよ。
町指定の文化財だそうです。
町、というのは貴志川町のことでしょう、今は周辺自治体と合併して紀の川市になっています。
かしいでいる案内板
お社の中には平安時代の仏像が安置されているそうです。
扉は鍵がかかって開きません。
覗いてみるとこんな感じ。
その少し先のほう
大国主神社までやってきました。
オオアナムヂと名乗っていたころのオオクニヌシが、異母兄たちから逃れてオオヤビコを頼っていく途中に立ち寄ったのがこの神社の由来のようですね。
日本神話 古事記より
因幡の白兎を助けたオオアナムヂ(のちのオオクニヌシ)、白兎から「ヤガミヒメ様はお兄様の誰とも結婚しません、オオアナムヂ様を気に入られます」と予言された。
はたして因幡のヤガミヒメはオオアナムヂ(のちのオオクニヌシ)の嫁になると宣言し、オオアナムヂの異母兄たちの求婚を断った。
しかしこのためオオアナムヂは異母兄たちに命を狙われ、木の国にいたオオヤビコを頼って逃げてきた。
しかし異母兄たちは木の国まで追ってきた。オオヤビコは「根の国のスサノオのもとに行くがよい」と言って、木の股から根の国にオオアナムヂを逃がした。
オオヤビコは、先ほど参詣した伊太祁曽神社の御祭神イソタケルと同一神だと考えられています。
スサノオのもとに逃れたオオアナムヂは、スサノオから与えられた数々の試練を乗り越え、日本に戻ります。オオクニヌシと改名し、かつて自分を虐げた異母兄を従えて日本の支配者となりました。
手水舎、
もう使われていない釣瓶井戸の前に手水鉢
柵の奥にお社がありますが、ここから先に行けません。
お賽銭を納めて手を合わせます。
では、元の道を通って戻ります。
志木駅まで戻ってきました。
ここから乗るのは、またさっきのいちご電車でした。
電車に乗って、再び和歌山へ戻ります。
貴志から約30分、JR和歌山駅まで戻ってきました。
ここから阪和線で大阪のホテルに戻ります。
阪和線の快速電車
車内、三列シートの転換クロスシート。
三列といっても、シートの一人分の幅自体は、一般的な近郊型4列クロスシートと変わりません。立客用スペースを広げてラッシュ時に詰め込むための3列シートなのでしょう。
峠を越えて、紀伊から難波に
そして電車は日根野着。ここで関西空港のほうから来た電車と併結し大阪に向かいます。しかし・・・
今朝からの大風で、関西空港にわたる橋が規制値に達して運転ができなくなった様子。併結相手が来ないので、今乗ってる電車も発車できません。
しばし待ちます。
そのうち「運転が再開されました」というアナウンスがあり、関西空港からの電車もやってきて、何とか出発。
そして天王寺着
和歌山から天王寺まで1時間10分程度のところ、10分少々遅れての到着です。
JR難波駅まで戻ってきました。昨日から泊っていたホテルアズガーデン日本橋に戻ります。
アズガーデン日本橋の二日目の夜、和歌山駅から買ってきた駅弁をビールと一緒にいただくと、連日の疲れが出て早々に寝てしまいました。 (木の国を行く 完)
施設名 | 大国主神社 |
所在地 | 和歌山県紀の川市貴志川町国主1 |
電話 | |
開園時間 | |
料金 | 境内無料 |
交通 | 和歌山電鐵伊貴志駅より徒歩15分 |
駐車場 |
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