木の国を行く 3
工事中の和歌山市駅。
ここからJRで和歌山駅に向かいます。
反対側は行き止まり
長編成の電車が次々と発着する南海電鉄の隅っこに、肩身狭く居候させてもらってるようなJR和歌山市駅ですが・・
この路線の正式名称は「紀勢本線」
それも東海道本線の美濃赤坂支線や、山陽本線の和田岬支線のような「無名の支線」の終着駅というわけではありません。
紀伊と伊勢を結ぶ紀勢本線、その本線の紀伊側の、堂々とした始発駅なのです。書類上は・・
実態は和歌山市内のJRターミナルは「和歌山駅」であり、今では和歌山~和歌山市間だけで折り返し運転をするローカル輸送のみの路線となっています。
(かつては南海電鉄直通の急行列車や和歌山市駅始発の長距離夜行普通列車などの設定もありました)
入ってきたのはJR西日本の最新鋭電車、227系1000番台2両編成。
今日の大風の影響で数分遅れてきました。
三扉ロングシートの車内
南海電鉄としばらく並走します。
そして南海電鉄から分かれて、真新しい高架線に。
紀和駅につきます。
高架化された今では、片面ホーム一面だけの棒線駅。
しかしこの駅、明治31年に開業した時は和歌山駅を名乗り、広い構内を持つ和歌山のターミナル駅でした。
しかしその後、ターミナルとしての地位は和歌山市駅や東和歌山駅(現在の和歌山駅)に譲ることとなり、昭和43年に駅名を和歌山駅から紀和駅に改称しています(東和歌山駅は和歌山駅に改称)
やがて線路は右にカーブして、地上を走る阪和線を横切り、
(このあたりの線形にも複雑な経緯があるのですが、説明は割愛します)
そして終点、和歌山に到着。
ホームから出るのに中間改札がありました。
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