イザナミの御陵を訪ねて 7
では、和鋼博物館のほうに行って見ます。
和鋼博物館は、日本の伝統的製鉄法であるたたら製鉄をテーマに開設された博物館です。
中国山地では良質の砂鉄が産出され、これを基にした製鉄が昔から盛んでした。製鉄で経済力・軍事力をつけた部族が勢力を拡大し、山陰地方に数々の神話を残したとも言われます。
駐車場の隅にはD51が静態保存されていました。
「鉧」、金の母と書いて「けら」
古代のたたら製法で作った粗製の鉄だそうです。
中に入ります
入り口のところには「銑」
しらべてみるとこれは「ずく」と読み、溶鉱炉で精製した高炭素の鉄のことだそうです。
正面の受付に行き、料金を支払います。
通常料金は300円ですが「JAFのカードはありますか?」と聞かれ、提示すると250円になりました。
写真右奥の展示室のほうへ。
展示室内は撮影禁止でした。
展示室は1階と2階に分かれていて、古代から中世・近世まで続いたたたら製鉄、中国山地から産出した鉄の流通、近現代の製鉄に至るまでの流れなどが展示してありました。
山陰地方は昔から古代から良質の鉄鋼を生産していた先進工業地帯だったんですね。産業立国日本の原点を見るような気がします。
2階の展示室を出てきました。
そこにあったのはレストラン
奥には安来市立図書館がありました。
普通の図書館で、博物館に関連したものというわけではないようです。
再び一階のロビーに降りてきました。
炉の中に空気を送る鞴(ふいご)だそうです。
では、外にに出てきました。
バスに乗ってきた道を、歩いて戻ります。
安来駅まで戻ってきました。
これにのって今夜の宿をとってある鷺の湯温泉に向かいます。
美術館には興味は無いんですが、今日泊まる温泉旅館のさぎの湯荘の案内にはこのバスの記載がありますので、温泉に行くのに利用してもかまわないと思います。
マイクロバスの車内
バスは足立美術館の駐車場に入って停まりました。
足立美術館の入り口
足立美術館を出ると、さぎの湯温泉街です。
さぎの湯温泉には昔からの温泉旅館が3軒、少し離れた川向うに新しくできた夢ランドしらさぎの、計4件の入浴・宿泊施設があります。
ここはこないだ泊まった温泉旅館の竹葉
ここも温泉旅館の安来苑
そして今夜の予約をしてあるさぎの湯荘
ずっと昔。もう20年以上前に泊まったことがあり、久々の再訪です。
施設名 | 和鋼博物館 |
所在地 | 島根県安来市安来町1058 |
電話 | 0854-23-2500 |
開園時間 | 9:00~17:00 水曜(祝日の場合は翌日)・年末年始休 |
料金 | 入館料300円 |
アクセス | ☆JR安来駅より徒歩15分 |
駐車場 | 有 |
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≪参考リンク≫
和鋼博物館
安来市観光協会 和鋼博物館