日本の国の始まりを求めて 6
オノコロ島神社にお参りした後、周囲には天の浮橋とか葦原の国とかあるようなので、ちょっと足を延ばしてみます。
天の浮橋とは、天界(高天原)と地上(葦原の中つ国=日本)の間にかかっている橋で、神様はこの橋を渡って高天原と日本の間を行ったり来たりしています。
イザナギとイザナミもこの橋の上から下界を見下ろし、天沼矛を刺してこおろこおろとかき回してオノコロ島ができました。
オノコロ島神社の前の通りを歩き、突き当り左に行くと天の浮橋だそうです。
住宅地の中に見えてきました、これが「天の浮橋」?
囲いの中に岩が置かれている。これが天の浮橋の一部ということだろうか?
ちなみに「天の浮橋」として知られているのは、京都府の日本海側、宮津市の天橋立です。いろんな伝説がありますが、天と地上をつなぐ架け橋が倒れてできたのが今の「天橋立」ということになっています。
天の浮橋が倒れて天橋立ができたとき、その橋の一部が飛んできてここに納まったのかもしれませんね。
で、ここから北西400m、「葦原国」があるそうです。
アマテラスが語った日本の古名は「豊葦原之千秋長五百秋之瑞穂国」(とよあしはらのちあきながいほあきのみずほのくに)、すなわち「葦が豊かに茂り千年も五百年も実りの秋が続く瑞穂の国」というそうです。
すなわち「葦原国=日本全土」、という訳ですが、なぜにここにわざわざ葦原国なんて名付けたスポットがあるんでしょう?
まあ、郵便局の横を通り、行って見ます。
田んぼの中にこんもりと気が植わっている。あれかな?
その中には「葦原國」と彫られた石碑、横に歌碑。
・・・これが「葦原国」だそうです・・・
石碑の前に置かれた賽銭箱のようなものの中には、尺取虫が遊んでる・・・
その横の小さな池、そんなに葦が茂っているようにも見えぬが・・・
まあ、そんなこんなで、あとは細いあぜ道を通って、高速道路の停留所に向かいました。
・・・うーん・・・正直言って、天の浮橋にしても葦原国にしても、わざわざ足を運ぶような観光スポットでもないと思います。
伝承とのかかわりもいま一つわからないし・・・
施設名 | 天の浮橋・葦原の国 |
所在地 | 兵庫県南あわじ市榎列 |
電話 | 0799-43-5211(南あわじ市 商工観光課) |
開園時間 | |
料金 | 無料 |
交通 | ☆神戸・舞子より、 神姫バス ・ 淡路交通バス福良行きに乗車、神戸三宮より約1時間10分・高速舞子より40~50分 ☆徳島より 淡路交通バス洲本行き に乗車、約一時間 (本数少ないので注意) ☆いずれも榎列下車、徒歩約10分 |
駐車場 | 無 |
前<<< おのころ島神社 後編 - カリバ旅行記
≪古事記の話≫
≪参考リンク≫
おのころ島神社
南あわじ市 おのころ島神社