カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

岩坪

 

スセリヒメの生地を訪ねて 3 / 青春18平成31年春紀行

 

f:id:karibatakurou:20190508110322j:plain

 岩坪の分かれ道まで戻ってきました。

 

 

 f:id:karibatakurou:20190508110908j:plain

 この道を進んでいくと岩坪です。

 

 

日本神話 出雲国風土記 神門郡条より

 

 

滑狭郷(なめさのさと)に、スサノオの娘、スセリヒメが住んでいた。

 

スセリヒメのもとにオオクニヌシは求婚に通っていた。

 

スセリヒメの宮殿の前には岩があった。その岩の表面はとても滑らかだった。

その岩を見たオオクニヌシは「ほう、こんな滑らかな岩は珍しい」といった。

 

その時以来、この地を南佐(なめさ)と呼ぶようになり、後に字を「滑狭」と改めたという。

 

 

オオクニヌシが「滑らかな岩」と言ったのが岩坪で、そこはスセリヒメが産湯を使ったという伝承があるそうです。

 

  f:id:karibatakurou:20190508111121j:plain

 細い道を進んでいきます。

 

f:id:karibatakurou:20190508111531j:plain

 見えてきました。

川の中に開いている丸い穴が「岩坪」ですね。

 

f:id:karibatakurou:20190510152701j:plain

 小さなお社と車2~3台分の駐車スペース。

 

ここにもともとスセリヒメの屋敷があって、オオクニヌシが通ってきてたんですね。

 

f:id:karibatakurou:20190508111939j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20190508112128j:plain

 

岩坪とは、地質学的には「甌穴(おうけつ)」と呼ばれるものです。

 

川底の岩盤のくぼみに小石が入り込み、川の水流で小石が回転して岩盤が円形に侵食されて形成されるそうです。

 

f:id:karibatakurou:20190508112632j:plain

スセリヒメの屋敷跡には岩坪大明神が祀られています。 

 

f:id:karibatakurou:20190508112822j:plain

 ここから下に降りることができます。

 

f:id:karibatakurou:20190508113122j:plain

 

 

f:id:karibatakurou:20190510162407j:plain

 

川岸に三つの大きな穴、また川の中の滝の手前にも丸い穴が見えます。

 

これがスセリヒメが産湯を使い、オオクニヌシが感心したという岩坪ですね。

 

川の浸食作用でこのような円形の穴ができたわけで・・・神様もうならせるような自然の造形ってすごいですね。

 

f:id:karibatakurou:20190510162923j:plain

戻って道路の上から改めて俯瞰

 

滝と丸い穴の組み合わせ、なんとも不思議な光景です。

 

では、もと来た道を引き返します。

 

f:id:karibatakurou:20190508114115j:plain

今頃になって雨が上がってきました。

 

 

f:id:karibatakurou:20190508114305j:plain

 出雲神西駅まで戻ってきました。

今日はこのまま鈍行列車で山陰本線を西に進み、九州に帰って昨日からの一泊二日の旅終了、また平成31年春の青春18紀行も完結です。

 

つまらない旅にご同行いただきました皆様、ありがとうございました。

 

施設名 岩坪
所在地 島根県出雲市東神西町
電話  
開園時間 見学自由
料金 入場無料
交通 JR神西駅より徒歩20分
駐車場

 

 

前<<< 那賣佐神社

 

 

≪リンク≫

温泉の話
駅弁の話