岩国市生活交通バス 錦町駅~六日市駅

岩日線を行く 3 / 青春18平成31年春紀行 4日目

 

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錦町駅前の観光案内板。

 

ここからバスで六日市駅に向かいます。六日市駅行のバスは15時33分発、乗り換え時間9分です。

 

六日市へのバスは岩国市営のコミュニティバスですが、錦町駅から六日市駅まで一日5往復、ただし日により運行本数が大きく異なります。15時33分発の便は「火・木・金」の運行となっています(祝日は運休)。

なぜ平日の中でも特定の曜日だけ運行するのか不明。公共施設とか病院なんかの営業日との関係でしょうか。

 

 

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 岩国駅前のバス乗り場。今日は火曜日なので、運行される六日市駅行きのバスを待ちます。

 

 

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15時34分、一台のワゴン車が駅前広場に入ってきました。

バスではありませんが、フロント前面には「岩国市生活交通バス」とペイント書き、フロントガラスには「六日市駅」の表示。

 

これだな、乗客が極端に少ないコミュニティバス路線だとこんな車で運行することもあるだろうな・・・

 

なんて考えてると・・・

 

ワゴン車はバス停で立っているぼくの目の前をさーっと通過していってしまった。あれれ??

 

・・・わけわからず、どうしたらいいのかわからず、過ぎ去った車を呆然と見つめていると・・・

 

10メートルほど過ぎ去ったところでワゴン車は停まり、運転士さんが窓から顔を出して「乗るの?」

 

・・・ハイハイ!そりゃー乗りますよ!!

急いで車に駆け寄り、乗り込みました。

 

「停まらんで通り過ぎていったもんだからびっくりしたよ」というと、

運転士さん「あのおばちゃんたちと一緒と思ったんで・・・」

 

・・・なんだ、そりゃ?全然理由になっとらんぞ!

おばちゃんだろーが何だろーが、公共交通機関としての路線バスである以上、バス停に人がいたら停まらなきゃならんだろ・・・

 

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 そんなこんなでかろうじて乗り込んだワゴン車、乗客はぼく一人だけです。

 

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バス並みに降車ボタンがあった!

さすがに車内放送はなく、車内は静かなまま走っていきます。

 

 

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トンネルに入り、峠を越えます。島根県に入りました。

 

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桜や菜の花が咲く山間を通り抜けて

 

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 市街地に入りました。

 

定刻15時58分、六日市駅。ワゴン車は路上で停まりました。

 

車内には運賃表の掲示も何もありません。運転士さんは何も言いません。

運転士さんに「おいくら?」と聞くと「550円」とのことで、運転席後ろの運賃箱に入れてワゴン車を降りました。

  

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ワゴン車は停まった場所から、向かいの広場に入っていきました。

 

 

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 そのワゴン車が入っていった広場(ワゴン車が出た後撮影)

ここが「六日市駅」のようです。

 

 

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「駅」といっても、鉄道が発着しているわけではありません。

 

広場の中央にある建物には「吉賀町ふれあいホール」の丸い看板がありますが、「六日市駅」を示す看板や標識は見当たりません。

玄関わきには閉鎖されていますが出札窓口があり、バスの発着時刻表が掲げられています。建物の中は事務所と待合室だけ、トイレは建物の裏手に設置してあります。

 

おそらく昔はここに国鉄バス岩益線の駅があったのでしょう。今は当時の「駅舎」は取り壊され、跡地にこのような建物が建てられましたが、停留所の名称だけは当時の名残で「六日市駅」となってるものと推測します。

 

国鉄ではバス停も駅に準じた扱いで、拠点となる停留所は「自動車駅」と称し、駅員を配置して出改札を行っておりました。

一般のバス路線で言うと「バスセンター」とか「営業所」になりますが、窓口では鉄道線も含めた全国の乗車券・急行券・指定券などを購入できました。

 

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「駅前」には、和菓子屋さんとお好み焼き屋さん。 

 

で、ここから日原駅行きのバスに乗り換えます。

 

日原駅行きのバスは平日のみ運行で一日2本だけ。8時25分発の次の便が、これから乗る17時発の便です。

あと一時間少々あります。

 

少し周辺を歩いてみました。

 

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 吉賀町役場。

停留所の名前は六日市ですが、町の名前は吉賀町(よしかちょう)、平成17年に六日市町柿木村が合併して発足したそうです。

 

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