カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

稲佐の浜 前編

出雲神話の伝承地を訪ねて 6 /青春18平成30・31年冬紀行 5日目

 

出雲大社の駐車場から20分ぐらい歩いたでしょうか。

 

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途中、歌舞伎の創始者出雲阿国の墓、なんてのもありましたが、滞在時間の都合上今回はスルーして進みます。

 

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丘を越えると海岸のようです。

 

突き当り、駐車場がありました。そのすぐ先が目指す稲佐の浜です。

 

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稲佐の浜

 

 

日本神話

 

アマテラスは高天原から日本の国を見下ろしていた。

 

日本は葦が茂る水の国で、瑞穂の稲が幾千年にもわたり栄える豊かな国である。その日本はオオナムチ改めオオクニヌシが治めていた。

 

しかしこの豊かな国は、自分の子孫が治めるのがふさわしいとアマテラスは考えた。そして日本の統治権を譲り渡すよう何度も使者を派遣したが、成功しなかった。業を煮やしたアマテラスは、タケミカヅチを正使に任命しアメノトリフネを副えて、戦争も辞さない覚悟で行けと厳命した。

 

稲佐浜に降りたタケミカヅチオオクニヌシを呼び出すと、砂浜に剣を逆さに立て、その刃先にあぐらで座り、オオクニヌシに問うた。

 

「日本の国はアマテラス大御神が統治する国だ。お前はどう考えてるのか?」

 


オオクニヌシががんばって国土造営をしてきたのに、国が豊かになったら自分の国だ!なんて、何たる理不尽。

 

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この砂浜でタケミカヅチが恫喝・・・いや、外交交渉を行ったんですね。

 

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南に続く海岸、島根半島の西岸は「園の長浜」とよばれ、出雲国風土記に記されている国引き神話において、三瓶山に結ばれた綱だったと言います。

 

 

国引き神話出雲国風土記意宇(おう)郡条より

 

出雲の国にヤツカミズオミズヌという力持ちの神がいた。
ある日、神は「出雲は小さい国だ。よそから引っ張って縫い付けよう」と言い、「新羅に国の余りがある」と言ってそこを鋤で断ち切り、三本寄りの強い綱で手繰り寄せた。
この引いた綱が「園の長浜」、綱をつなぎとめるために立てた杭が出雲国石見国の境にある三瓶山である。

 

 

当時朝鮮半島に神はいなかったのでしょうか。もしいたら大変なことになってたでしょうね。

 

日帝ウリナラの国をちぎって持ってったニダ、返すニダ!謝罪と賠償ニダ!」
「引張ってきた土地は神際法における無神地であり、他国の神による占有権が無いことを確認したうえで出雲国編入したものである。国引き前に何度も新羅の神に確認をしたが、何の返答もなかった。」
「妄言ニダ!捏造ニダ!」
「ならば証拠として新羅との交渉過程を動画で公開する」
「だったらウリナラも証拠の動画を公開するニダ!イルボンの動画をパクってBGMをつけたニダ!」

 

・・なんてね・・・

 

ところで、稲佐浜の中に立っている岩

 

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弁天島というそうです。
崖の上に鳥居と祠、どうやって立てたんだろうな。


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≪リンク≫

 

出雲観光協会 稲佐の浜

駅弁の話

温泉の話