毘売塚古墳

出雲神話の伝承地を訪ねて 15  /青春18平成30・31年冬紀行 5日目

 

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鷺の湯温泉停留所に入ってきたバス、8時19分発安来駅行き。

 

 

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車内は満席、通路に立っていきます。

 

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そしてバスは情報科学高校、学校の敷地内に入り停車します。ここで通学の高校生がみんな降りていきました。
一番前の座席に腰掛けます。

 

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バスは進み

 

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8時42分、安来駅に到着。
駅前に今乗ってきたバスと、足立美術館への無料送迎バスが並んでいます。

 

ではここから、次に乗る予定の電車まで、しばらく時間あります。
たまたま地図を見ていたら、駅の近くに古墳があるようなので、そこを訪ねてみます。

 

駅を出て右手のほうに通りを進むと、線路の上を渡る歩道橋が見えてきます。

 

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線路を渡り

 

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歩道橋を下りると、そこに

 

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一枚の立て看板。

 

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この先

 

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ここのようですね。

 

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出雲国風土記に伝承があるようです。

 


出雲国風土記 意宇郡条 安来郷

 

スサノオが出雲の国の果てに来て「ここにきて私の心は安らかになった」と言われたので、安来という。

 

天武天皇の御世、甲戌の年(674年)7月13日、この地に住む猪麻呂(いまろ)の娘が散歩しているとワニに襲われ、殺された。父の猪麻呂は天に叫び地に悶え、歩いてはむせび泣き座っては嘆き悲しんだ。
そして天津神、国つ神、日本中の神々に仇を取らせてくれと祈った。

 

すると百匹余りのワニが一匹のワニを取り囲んで猪麻呂の前に現れた。

 

猪麻呂がそのワニを鉾で刺した。ワニの中からは娘の脛が出てきた。
猪麻呂は鰐を串刺しにし、道端に立てた。

 

(原文から要約しましたので、写真の案内板とは少し表現が違います)

 

 


ワニというのはクロコダイルやアリゲーターではなく、サメのことです。
因幡の白うさぎの皮をはいだサメも、古事記ではワニと描かれています。

 

でも、なんか、サメも可哀そうだな。単に食物連鎖の中で生きて、たまたまエサとして襲っただけなのにね・・・


この毘売塚古墳は、そのサメに襲われた猪麻呂の娘の墓ということですね。
まあ、実際は伝承とは関係ない、この地の昔の豪族のお墓なんだろうけど。

 

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登ってみます。

 

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途中にあった案内板。
この歩道を上ると後円部の頂上に出て、その先が前方部ですね。

 

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ここが一番上のようです。

 

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ここが後円部の頂上ですね。

 

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安来市街と、中海が入り込んだ安来港が一望できます。

 

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さっきの案内図からすると、ここが前方部にあたる訳ですね。

 

一通り見渡してから、もと来た道を通って安来駅に戻ります。

 

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線路の向かい側から見た毘売塚古墳。

 

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≪リンク≫

 

安来市広域生活バス

毘売塚古墳

駅弁の話

温泉の話