カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

住吉神社 後編

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楼門の横に「浅香山部屋」の立て看板がありました。今は福岡で11月場所が開催されている真っ最中です。

 

 

浅香山部屋と言えば直方出身の元大関魁皇」の部屋ですね。博多~直方間では魁皇に由来する特急「かいおう」が爆走中です。

 

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土俵がありました。辺りには派手な浴衣を着た力士さんがちらほら歩いてます。
もうちょっと早い時間に来たら、この土俵での朝稽古が見られたでしょうね。

 

そこからさらに奥に進んでみると

 

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三日恵比寿神社というのがありました。

 

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もと来た道を引き返します。

 

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正面の参道にあった摂末社のひとつ、少彦名神社

 

御祭神のスクナビコナは、オオクニヌシと一緒に日本の国土造営をした神様です。

 

で、参道を通って元の西門に戻ってきました。
西門の鳥居の前、道路を挟んだ向かい側には

 

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池があり、そこにも神社のようなものがあります。これも住吉神社摂末社のようです。

 

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道路を渡って行って見ます。

 

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ここはイザナギが禊をした場所だそうです。

 

日本神話

 

イザナギは妻のイザナミと共に日本の国をお産みになった神である。

 

イザナギは、死んだ妻のイザナミを現世に連れ戻すため、黄泉の国へ行った。しかしそこで会ったのは既に鬼神と化し、黄泉の国の神となったイザナミであった。

 

イザナミと別れ、日本に戻ってきたイザナギは筑紫の国、日向の橘の小門の阿波岐原に来ていた。黄泉の国の穢れを払うため、ここで禊をしようと考えたのである。

 

服を脱ぎ捨て、川に入る。脱ぎ捨てた服から、また体から落とした穢れから、次々と神が生まれた。

 

 川の深みで体を洗う。そこでまた神が生まれた。綿津美三神と呼ばれる海の神と、住吉三神と呼ばれる航海の神である。

 

禊をした場所は古事記では「竺紫の日向の小門の橘の阿波岐原(つくしのひむかのおとのたちばなのあはぎはら)」と記してあります。

 

この禊をした地は、一般的には現在の宮崎県宮崎市阿波岐原町(あわぎがはらちょう)にある「御池」とされ、近くにはイザナギを祭る江田神社があります。


一方、これらの地名、筑紫も日向も小門も橘も阿波岐原も意味はない、単なる言霊(ことだま)の集合だという説もあります。

 

何しろ神代のことなので今となっては分からない。ここ、住吉神社前の天竜池がイザナギが禊をした地なのかもしれないし、他にも伝承地はあるかもしれません。

 

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橋を渡って中の島に行って見ます。

 

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中の島の天津神社。ご祭神はイザナギの大神。

イザナギは今、近江の多賀大社に鎮座されていますが、その分霊を祀ってあるんですね。

 

軽く手を合わせてから、島を出て、歩いて西鉄福岡駅に向かいます。


住吉神社
福岡県福岡市博多区住吉3丁目1‐51
電話 092-291-2669
拝観料無料

 

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住吉神社