では住吉神社を後にして、西鉄福岡駅に向かいます。
そこから各駅停車の電車に乗り、おおよそ10分、井尻駅でおります。
井尻駅。
ここから目指すは博多温泉元湯です。
駅を出て、南西の方向に進みます。
やがて、井尻六ツ角交差点。その名の通り6本の道路が交差する複雑な交差点です。
交差点脇のファミマの前を通り、さらにまっすぐ歩きます。
日佐(おさ)小学校前交差点までまっすぐ歩いてきました。ここを右に曲がります。
ずっとまっすぐ歩いていくと
見えてきました。博多温泉元湯です。
お店の前の案内板と石碑。
温泉というより、街の銭湯といったたたずまいです。
お地蔵様やらお数珠やら、なにやらいろいろと・・・
玄関から中に入ります。
うーん、何というか、凄い。
はげた壁とか・・・レトロと言うか、ノスタルジーと言うか・・
温泉分析表の下にはいろんな色紙が。テレビ取材を受けたときのものでしょう。
とにかくそこにいらした女性の方に入浴料600円支払います。
フロント、とゆーか番台とゆーか、受付すぐ前の浴室に入ります。
ここ、脱衣室・・・といいますか、浴場の前の、畳半畳ほどの空間。一応、木製の棚は設置してありました。
で、浴室。
狭いです。浴槽も二人はいるのがやっとでしょう。
シャワーもカランも何にもありません。体を洗うには湯桶で浴槽から湯を汲んでかけるしかありません。
プラスチックの波板に覆われた、なんともいえぬ雰囲気が漂う浴室です。
では、湯に入ります。
・・・ところで・・・
この博多温泉元湯、とにかく「熱い」という記述がさまざまな紹介サイトやブログに載っています。で、ぼくも覚悟を決めて、ここにやってきました。
足を突っ込んでみます・・・ほんとに熱い!
ぐっとこらえて浸かってみたが・・・こりゃーいくらも入ってられんわ・・・
一昔前、昼過ぎにしょーもないテレビ番組やってたな。熱い風呂に浸かってギャーギャー騒ぎまくる・・・
あれ思い出した。そのくらい熱い。
温泉に行ったときは30分や1時間そこらは平気で使っているぼくも、さすがにここはカラスの行水並みの時間で出てきました。
まあ、源泉をそのまま提供しているこのスタイルが博多温泉元湯の宣伝ポイントなんだから、これはこれでそのままのスタイルで行けばいいとは思います。
ただ、ホントに覚悟していったほうがいいですよ!
2階は休憩室になってますが、こちらも・・・半世紀前の学生寮の雰囲気、とでももうしましょうか。
で、外に出てきました。
駐車場。背景に映っているのが今入ってきた元湯の建物です。
なお、福岡市内には温泉を提供しているホテル・日帰り施設がいくつかありますが、「博多温泉」と銘打っているのはここ「元湯」と、那珂川の対岸にある「富士の苑」の2か所です。
wikipediaにはほかにも「清水園」という旅館があるとの記載がありますが、こちらは既に閉店している模様。また、元湯とは別に日帰り入浴施設があるとの記載がありますが、こちらはネットで探しても、また現地周辺を歩いたりしてみましたが、その存在は確認できませんでした。
「温泉付きフィットネスクラブ」というのが近くにありましたが、これは会員登録が必要であり、一般客は入浴できないでしょう。
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