カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

九州縦断旧線を偲ぶ旅 平成30年夏 5 - 肥薩線 いさぶろう3号 人吉~矢岳 - / 青春18平成30年夏紀行 3日目


さてここからさらに吉松まで行くわけですが・・・

この先もまた、列車がありません。人吉~吉松間は今年春の改正以降3往復のみ、しかも2往復は観光列車の「いさぶろう・しんぺい」で、一般の列車は一往復のみという有様です。
まあ、ここを通る一般客なんてほとんどないし、だったら観光列車を運行して客呼び込んで指定席料金を少しでも・・・というJR九州の事情も分からないではないし、観光列車といっても自由席もあるから一般客でも乗れるんだけど・・・
まあとにかく次の吉松行きは13時22分発の「いさぶろう3号」です。

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入ってきました。キハ47改造車の2両編成。
ワンマン運転で車掌は乗務していません。アテンダントが2名ほど乗っています。

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車内はこんな感じ。指定席券を持っていない客はロングシートの部分に座ることになります。

で、ぼくは一応、指定席券をとっておりました。しかしそこに行って見ると、戸袋窓部分の展望が全く良くない席・・・なんだーこりゃー、こんな席を観光列車の指定席として売り出すなよ~

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で、車両中央部にこんなスペースがありました。ここで終点まで過ごすことに決めました。
ここなら座り心地は良くないが、両窓の景色を見渡すことができます。

定刻、列車は出発

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球磨川を渡ると、列車は矢岳越えの山道へ分け入っていきます。
アテンダントが検札に来ました。


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トンネルの連続する中、列車はループ線をゆっくり登っていきます。

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左車窓に人吉に続く線路が見えてきます。

アテンダントが車内放送でスイッチバックがどうちゃらこうちゃら言っています。

大畑駅に到着。
この区間、勾配緩和のためにぐるっと弧を描いて線路を通すループ線になっています。大畑駅はそのループ線の途中にある駅で、平坦地にホームを作って列車を引き入れるためにスイッチバックになっています。
ループ線の途中にあるスイッチバック駅というのはここだけです。

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なんかよ―わからんが、名刺がべたべた貼ってある大畑駅

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この先、線路は行き止まり。列車は逆向きに発車します。
発車時刻になりました。運転士さんは外に出て、ホームを歩いて後方の運転台へ。

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逆向きに発車します。本来の進行方向左側(現時点で右側)には吉松に続く線路が見えています。

引き込み入り停車。

今度は運転士さんは車内通路を歩いて反対側の運転台に移動します。アテンダントはその状況をいちいち放送してます。
運転士さんが本来の進行方向の運転台に着席したところで発車

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さっき停まった大畑駅が眼下に見えています。

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列車はループ線をゆっくり登っていきます。

と思うと、勾配の途中で停車。どうやらゆっくり景色をお楽しみくださいとゆーことのようです。

やがて列車はおもむろに発車。
スイッチバック駅は非力な蒸気機関車時代の名残ですが、実際、勾配の登り線でも発車できるんだから、今の電車・気動車では必要ないわな・・・

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列車は進み、ループ線を登り切り


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矢岳着、14時10分。ここでもしばらく停車します。

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矢岳駅の横にはD51 170が保存されていました。

隣の空いたスペースにはかつて8620型機関車が展示してあったそうです。こちらは昭和63年に整備されて現役復帰しました。
今日、
八代から人吉まで乗ってきた58654です。

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矢岳駅停車中の列車。


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