古湯温泉 ONCRI 後編


さて、それではレストランへ。1階のイタリアンレストランと2階の和食レストランがあり、今日予約している3240円のコースは2階の和食レストランでいただくようです。

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ここのようですね。入ってみます。

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お店の方は誰もいません。しばらく待ってみても誰も出てきません。奥のほうで店員らしき方がお膳をはこんだりしているが・・・
普通の店なら、客が来たら待たせずすぐ対応するものだが・・・なんか最初から期待できそうにないな・・・

靴を脱いで上がり、写真右手奥の「帳場」に近づいてみると、店員呼び出し用のベルが置いてありました。

押してみます。「チーン」・・・しばらく待てど誰も来ません。2回目「チーン」・・・ここで男性の店員さんが表から入ってきました。
昼食を予約していたのだがここでよいか、と聞くと、すぐそばの小座敷に案内されました。

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入り口近くのざわざわするところです。まあ一人で予約したんだし、相対的に一番安いコースだし(・・・ぼくにとっては絶対的に高い・・・)まあこれは仕方ないか。

で、先の男性の店員さんがやってきました。
テーブルのそばに正座し、「このたびはご予約いただきありがとうございます」と、ここは高級ホテルらしく丁寧です。
「アレルギーなどはございませんか」と聞いてくるので、ないと答えます。

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メニュー表を出して「お飲み物は」と聞くので、ビールを注文。と、こんな時、店員さんは車で来てないかと聞くのが昨今のお決まりになっています。今日は佐賀からバスで来てます。

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しばし待ちます。

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まずこんなのが来ました。

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中にはそぼろが詰め込んである饅頭です。

ビールをいただきながら、少しずつ箸を進めていきます。
まあ、味は悪くはない。
しかし、そばの廊下で小さい子供がどたばた走り回り、甲高い声が響き・・・ちょっとね~、落ち着けね~ホテルって雰囲気じゃねーよ、こりゃ。

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鍋に店員さんが火をつけました。

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火が通ってあけるとこんな感じ。

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そして天ぷら、御飯、味噌汁。
う~ん、まあ、味はまずくはないんだけどね・・・値段相応のものなのか、ぼく的には大いに疑問・・・。

それに、子供のどたばた走り回るのを何とかしろよって感じ。ファミレスとかなら全く気にならないが、高い料金とる旅館だからね・・・雰囲気も大切にしてほしい。

で、お茶碗一杯きりの御飯も食べ終わったが・・・ネットにはデザートも出てくるように載ってたが、何も来ない。店員さんが何度か行き来するも、ぼくの方は無視で何も声をかけることなし。

なので、帳場に入った店員さんに「ごちそうさまでした」と言って帰るそぶりをしてみた。
すると、店員さんは慌てて「デザートが来ますので・・・」という。だったら客が食事終わったのを見たら速やかに対応しろよな!

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で、出てきたのがこれ、ごま味のプリン、って感じ。
ごまの味が香ばしく、独特の味です。・・・が、もうどーでもよくなっていたところでした。

いただき終わると、帳場に行って会計ようとしました。しかしさっきまでうろうろした店員さんが、今は見当たりません。

カウンターのベルを押します。チーン・・・反応無し。
もう一度押します、チーン・・・反応無し。
さらに二回連打、チンチーン・・・やっと女性の店員さんが走ってきました。最後の最後まで、やれやれ・・・

食事代3240円・入浴料600円・ビール800円、合わせて4640円、カードで支払いました。

浴室は大型温泉旅館だけあってなかなか素晴らしいものでした。しかし食事のほうは全くいただけない。
まあ、悪い意味で期待を裏切らない、「大規模旅館の食事なんて値段だけ高くて、内容はろくなもんじゃないだろう」と予想していましたが、その通り・・・いや、店員の対応とか、子どもがドタバタ走り回る環境を考えるとそれ以下でした。
食事内容に相応しない高い料金には、落ち着いた雰囲気を提供するための費用も含まれていると思っていたが・・・

こんな内容なら、温泉は正規の値段1200円で入って、食事はキッチン10とか風樹とかに入ったほうがよっぽど満足できるだろーな、と思った次第であります。

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こちらは1階のイタリアンレストラン「SEBRI」、でもさっきの食事内容から察するに、ここもそれなりのもんと推察します。

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フロントをはさんで反対側にはキッズスペースなんかもあるが・・・もう、退散しよう。

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外に出るとすでに雪はやんで青空が広がっていました。

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