カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

菖蒲ご膳 平成30年1月

今日も嘉瀬川ダム湖まで来てます。もっとも今日はいつもと違って、温泉には入らずにここまでやってきました。
嘉瀬川ダムの築堤を過ぎ、ダム湖に沿って車を走らせ銀河大橋を渡ります。

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あやめ橋。大正4年、富士町の菖蒲地区にかけられて以来、地元の重要なインフラでした。嘉瀬川ダムの建設によりダム湖に水没するところが、保存運動がおこり、ここ銀河大橋のたもとに移設されてきています。

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架橋記念碑、橋と一緒に移設されてきたのでしょう。わざわざ石碑まで作るあたり、嘉瀬川の両岸が橋でつながった、当時の地元の喜びが伝わってきます。
側面には「大正四年五月 佐賀郡長正七位佐藤七太郎書」と読み取れます。

さて、あやめ橋のそばにある、これまでに何度か訪れている自然食レストラン「菖蒲ご膳」へ。

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強風でのぼりがはためいています。
中に入ります。

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こんにちは~と中に入ると、見覚えある丸顔のお店の方から「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」って言われました。どうやらお店の方もぼくを覚えてくれてたみたいです。

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で、すぐに座敷に案内してもらえました。
お店の方がお茶を持ってきました。

「寒いですね~こーやって部屋の中から外観てる分にはいーんですけどねー」
なんて話しかけてきます。
雪、凄かったねー、なんて言ってみると
「ええこの辺では40センチくらい積もりましてねー」

40センチ、東北北陸にお住まいの方には屁でもないでしょうが、九州ではありえない大雪です。

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で、「山野菜会席」を注文。それから、ホントはビールがほしいところなんだけど車で来てるからね・・・と言いながらノンアルコールビールを注文しました。まあ、気分だけでも・・・
実際、車なしには来れない場所です。

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座敷の窓から見える嘉瀬川ダム湖
そのうちまた丸顔の方が顔を出し、いつものようにお茶と天ぷらの説明を始めました。

皿の上には早くも芽を出したユキノシタフキノトウが乗っていて、お店の代表が伊万里から摘み摘みやってきた、そうです。

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運ばれてきたノンアルビール。横に大豆を炒ったお菓子が添えられてきました。

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そして運ばれてきました、なんかちょろちょろといろいろ乗っています。
膳の右側には甘酒、中央やや右上のなますには干し柿が乗っているそうです。干し柿と言えば佐賀市大和・富士町の特産品です。

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続いて運ばれてきた、メインの天ぷら料理。フキノトウの形がそのまま。ツバキの花もそのまま揚げてあります。
うーん、まずよそではいただけないですね、こんなの。

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続いてキクイモのポタージュ、ご飯が出てきました。ご飯の上には春の七草のふりかけがかかっているそうです。
山菜の形そのまま、衣から素材の色も透けている天ぷらを塩でいただきます。
揚げたてサクサクしていて、素材の味が広がります。調味料ギトギトの味とは対極にあるおいしさです。
ゆっくりといただきました。


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最後に出てきたのが、これも干し柿のアイスクリームだそうです。
正午のサイレンが聞こえてきました、すでにお店に入ってから一時間経過したみたいです。

で、最後に会計。みつせ高原キャンペーンでもらった商品券を出し「ここで応募したのが当たりました」と言うと
「今年もありますのでまた挑戦してくださいね」と言われました。

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テーブルの上にはさっきのお茶と天ぷらの材料が乗ってます。
お店の方に見送られて外に出ました。

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玄関では春の七草が栽培されていました。

森の香 菖蒲ご膳
佐賀市富士町菖蒲
0952-57-2011

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