はりまや橋 より続く
やってきた電車はANAの広告車でした。
しかしこの電車、広告車であることを除けば、昔、高知に来た時と全く変わっていない。
それは私が大学生のころ、もう30年も前のことになります。その当時でさえ「へー、古い電車が走っているなー」という印象でした。それから30年、走り続けていたことになります。
車内。
はりまや橋を通り過ぎます。
ここで多くの客が入れかわります。現金精算の客のほとんどは乗換券を受け取っていました。乗換券があると、乗り換えた電車内で通し運賃で精算できます。
一方でICカードの客も多く、こちらはカードに情報が書き込まれるのでそのまま降りていきます。
乗降が終わると電車は発車します。
軌道敷が芝生になったかと思うと
それまでセンターポールだったのがなくなり、道路の両側に立つ電柱から蜘蛛の巣のように架線が貼られるようになりました。かつて電車が走っていた都市でよく見られた光景です。
そして電車は石畳の軌道敷を走ります。もうすぐ終点です。
電車は桟橋車庫前に停車。ここから終点の桟橋通5丁目は、道路を挟んですぐそこです。距離にして数十メートル程度でしょう。
桟橋前駅を発車すると、すぐに終点、桟橋通り5丁目です。信号待ちをの時間をのぞけば、時間は数十秒程度でしょう。
「わんぱーくこうち」というのはここから歩いて10分ほどのところにあるテーマパークのようです。
昔来たとき、この停留所はなーんにもないところでした。乗降する場所には、地面と同じ高さに石畳が敷いてあっただけでした。
その時なーんにもなかった停留所は、今回、真新しい低床ホームと上屋根が整備されていました。
その時なーんにもなかった停留所は、今回、真新しい低床ホームと上屋根が整備されていました。
電車が行った後撮影。
写真左側が乗車ホーム。写真右側にはドアのスペース分だけの降車ホームが作られています。
写真左側が乗車ホーム。写真右側にはドアのスペース分だけの降車ホームが作られています。
降車ホームのさらに右側は高い防波堤、この向こうが浦戸湾です。
交差点側から駅全景を望む。
で、交差点を渡って、とさでん交通の車庫まで歩いて行って見ます。
本線から線路が分岐して、奥に車庫があります。
古い電車がたくさん休んでいました。
四国は全国的にも高齢化の進んだ地域ですが、人間だけでなく、伊予鉄・とさでんともに電車の高齢化も進んでいるようです。
もっとも高齢化社会とは、高齢者が元気で働く社会でもあります。両社の電車もいつまでも現役で活躍してほしいものです。
再び交差点を渡って桟橋通5丁目交差点停留所に戻ります。
高知駅発の折り返し電車が入ってきました。
これも古い電車です。土佐電鉄のオリジナル塗装です。バス窓!
この電車にのって、はりまや橋へ戻ります。
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