カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

はりまや橋


さて、雨の中、傘さして道路向かいにある、土電ビル(とでんびる)に向かいます。

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雨の中の土電ビル、切符売り場と待合室があります。

ちなみに「土電」とは「土佐電気鉄道」の略です。

土佐電気鉄道平成26年高知県交通経営統合してとさでん交通となりましたが、建物の名称はとさでん公式サイトを見ても「土電ビル」のままのようです。

ここで電車一日乗車券を購入しました。
とさでん電車全線に一日フリー乗降できるもので、1000円です。

切符を購入後、すぐそばのはりまや橋に足を延ばしてみました。
はりまや橋と言えば何が有名かというと、とにかく「がっかり名所」のナンバーワンにあげられていますね。

もとは江戸時代、土佐の豪商「播磨屋」と「櫃屋(ひつや)」が、互いの店の往来のため両店を隔てる堀に私設の橋をかけたのが始まりだそうです。
昭和34年、ペギー葉山が歌う「南国土佐を後にして」で名を知られるようになりました。つまりそれまでは、別に全国的な観光名所でもなかったわけですね。

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はりまや橋交差点。交通量も多く、市内電車が東西南北に行きかう交通の要所です。はりまや橋はこの交差点のすぐ北にあります。

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がっかりその1、現在のはりまや橋

一見普通の橋のように見えますが、実はこの下には川はありません!水質汚濁のため1960年代に埋め立てられてしまっています。
つまりこの欄干、単なるモニュメントと考えたほうがよさそうです。

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がっかりその2、明治期のはりまや橋

元の橋がかかっていた堀は埋め立てられましたが、現在は両脇に新しく水路を作り、公園として整備されています。東側の水路に復元されているのがこれ、明治期にかけられたはりまや橋だそうです。

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がっかりその3、地下道のはりまや橋

はりまや橋の西側と東側は地下道で連絡されています。その地下道にもぐるとあるのがこれ。元のはりまや橋にかかっていた欄干だそうです。

地下道を渡って西側に出ると

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がっかりその4、オリジナルを復元したはりまや橋

なるほどねー、どれ見ても確かにがっかりするの、わかる。


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