JR四国バス なんごくエクスプレス 松山~高知~はりまや橋 前編

 

 
ここから高速バスで高知へ向かいます。

四国の鉄道は、高松を中心として放射状に建設されました。したがって高知・愛媛・徳島の各県から高松へ、そこから宇高連絡船を介して関西・関東方面と連絡するには便利な線形になっています。かつては国策として、中央集権型で鉄道建設を進めてきたからなのでしょう。

その分、高松以外の四国各都市相互間の連絡は不便です。

高知―徳島間ではまだ「徳島線土讃線」、松山-徳島間では「予讃線高徳線」という乗り継ぎルートがありますが、松山―高知間では鉄道線での連絡はまったく現実的ではありません。多度津を経由するか、予土線を経由するか、どちらもかなりの大回りです。

松山―高知間には国鉄バス「なんごく号」が運転されていました。一般道を通って両都市を結び、鉄道が不便なだけに利用率は好調だったそうです。
平成13年からは整備された高速道路を走る「なんごくエクスプレス」の運行が開始されました。

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雨の、松山駅前のバス乗り場。ここからジェイアール四国バスの「なんごくエクスプレス」に乗って高知に向かいます。
ちなみに同区間には、伊予鉄道とさでん交通が共同運行する「ホエールエクスプレス」も運行されています。乗降場所も一緒で、両者は時刻は重ならないように調整されているようですが、運賃・切符の取り扱いなどは全く無関連に運行されています。

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国鉄バス時代から伝統のつばめマークを描いた、松山駅10:00発「なんごくエクスプレス」が入ってきました。
ホエールエクスプレスではなくJRのほうを選んだのは単に時間の都合であり、他意はありません。

運転士さんが降りてきました。切符を見せると、小さなスタンプを押して返されます。これは降りるとき回収されるそうです。

その切符はJR四国の予約センターに電話してまず予約しました。通常運賃3600円のところ、一週間前の早割で2000円でした。
予約した後は乗車券を購入することになりますが、これは全国のローソン・ファミリーマートでできるそうです。私はファミマに行きましたが、端末を自分で操作し「BUS」と入力したり予約番号を入力したり・・・と操作手順はやや難解、慣れない者は戸惑います。操作が完了すると端末からバーコードが印刷された紙片が出てくるので、これ持ってレジに行き、運賃を支払って乗車券と引き換え、という手順でした。

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雨の松山市内を、もと来た道を引き返していきます。

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車内、4列リクライニングシート、トイレつきです

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松山インターから高速道路へ。ここからしばらく東に進みます。

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しばらく平野を進み

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川内インター停留所、いったん料金所を出て停車します。乗降客はなく、すぐに発車、再び料金所を通って高速本線に戻ります。バスは10分ほど遅れているようです。

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川内インターを過ぎると、山の中に入っていきます。

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鉄道は伊予北条今治と、沿線人口が多い海岸沿いを廻っていきますが、高速道路は半島の付け根を中央構造線に沿って突っ切っていきます。

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伊予西条からほんのわずかだけ、平野部を走ります。瀬戸内海が遠くに展望できます。

そしてバスは川之江ジャンクション

 

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