カリバ旅行記

狩場宅郎のカリバ旅行記。温泉、鉄道、路線バスなど。

名尾和紙

はなの蔵から続く
 
さて、お昼に蕎麦を食べた後は、名尾和紙の展示館に行って見たいと思います。
なんでも大和町の名尾地区に紙漉きの技法が伝わったのが300年前、それ以来村の重要な産業として伝えられてきました。以前は多くの工房があったそうですが、今も製造を行っているのは一軒のみで、佐賀県重要無形文化財に指定されています。

古湯・熊の川の各温泉施設を利用できる「ぬる湯手形」も名尾和紙でできています。
 
佐賀市方面から古湯・熊の川方面に車で行くと、あちこちに名尾和紙工房への道のりを示す看板が立っています。
 
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国道263号線三反田交差点には、ひときわ大きな看板が設置してあります。
でも、その下の小さな広告・・・
 
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・・・これ有料広告じゃない、物好きが集めて飾っとるんだわ・・・

東京発動機がオートバイ 「トーハツ号」 を製造していたのは昭和30年代までです。現在の株式会社トーハツは、船外機や消防用モーターを主に製造しており、オートバイの製造は行っていません。

そ―いや今や「オートバイ」もほとんど死語、普通「バイク」と言いますね。
 
まあとにかく三反田交差点から県道209号線を西にむかって山の中を進みます。おおよそ10分ぐらい進んだでしょうか、路線バスはなくクルマなしに行くことは不可能です。
 
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この細い道路を上がったところのようです。
直進すれば鶏めしがおいしい名尾庵です。
 
案内看板に従い車を駐車場に停めます。
 
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駐車場から撮影、この坂を上っていったところのようです。辺りは全く無人、観光客も地元民の姿も見えません。
 
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ここが紙漉き工房のようです。今日は土曜日、扉は開いてますが誰もいません。作業はお休みですね。
 
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入り口には紙漉き工程がパネルで解説されています。
 
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さらに坂を上ると、展示館らしき建物が見えてきます。ここも誰もいないようです。入っていいのかな・・・と入り口に近づくと、センサーが設置してあったのでしょう、ピンポーンと遠くで鳴り、「はーい」という女性の声。
隣の建物から出てきました。「すみません、今日は紙漉き作業はお休みなんですよ。どうぞ、中に入ってみていかれますか?」
私一人のために申し訳ない気がしましたが、中を見せてもらうことに。
 
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奇麗に見えますが、築236年の家だそうです。
 
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様々な紙製品が展示してあります。値札が付いているのもあり、販売もしているようです。
 
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紙は昔ながらの紙漉き作業をして作り上げ、それを様々な現代的な製品に加工しているようですね。
手ごろな値段で販売していた文庫本ブックカバーを購入し、女性の方に見送られて展示館を後にしました。
 
車があれば、古湯や熊の川の温泉に入って、ちょっと足を延ばしてみるのもいいようなところです。平日であれば紙漉き作業も見ることができるでしょう。
 
古湯・熊の川温泉について→http://www4.hp-ez.com/hp/huruyu-kumanokawa/page7
 
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