つかさ旅館、古湯温泉の旅館街、ほぼ中央部にあります。
外見は全く飾り気のない、いかにも昭和時代の素朴な宿といった感じです。
玄関から入り、「こんにちは~」と声をかけると宿の方が出てきました。和服姿の、年配の女性です。
「日帰り入浴できますか」と言うと「できますけど・・・」と口ごもります。できますけど・・けど、なんだ?不安になります。
「・・・ぬるいですよ、天然そのままですから、いいですか?」
「・・・ぬるいですよ、天然そのままですから、いいですか?」
拍子抜けしました。そんなん判ってるし、それを期待して来たんだよ~
フロントで500円払います。「ロッカーはないので貴重品は預けてください。タオルはありますか?なければここのを使ってください」と言ってもらえました。どちらも辞退しましたが、浴室まで同行案内していただきました。うれしい気づかいです。
脱衣室で、藤製のかごに荷物と衣服を入れて中へ。
入り口入ると洗い場があり、奥に浴槽があります。ここの特徴である、浮世絵のタイルが目に入ります。
浴槽は二つに分かれており、小さいほうは利用者が自由に熱湯を出して好みの温度に調節できるようになっているようです。この構造に最初の宿の方の言葉、そんなに「ぬるい」と苦情をいう客が多いのでしょうか。
わざわざ「ぬるいですよ」と忠告されたその湯は、長湯にはちょうど良い温度で、アルカリ性温泉の肌触りを長時間楽しみました。
旅館つかさ
古湯・熊の川温泉について→http://www4.hp-ez.com/hp/huruyu-kumanokawa/page7